日向坂46の16thシングル「クリフハンガー」は、グループの転換点となる作品だ。3作ぶりに選抜制が採用され、センターには昨年3月に加入した五期生の大野愛実が抜てきされるなど、フォーメーションは大きく変わった。
変化のタイミングを迎えたグループに対して、メンバーはどのような思いを抱いているのだろうか。表題曲に参加する二期生の金村美玖、今作で初めて「ひなた坂46」として活動する三期生の上村ひなのに、心境を聞いた。
【写真】日向坂46・上村ひなのが金村美玖に寄り添う 撮り下ろしカット
■「いい作品を作るぞ」という緊張感で臨んだ撮影
――上村さんは2025年1月13日からブログを毎日更新していて、もうすぐ1年連続の更新になりますね(取材は12月末に実施)。
上村:はじめは偶然にも更新が続いたことから始めてみたんですけど、こんなに続くとは思っていませんでした。「今日は内容をどうしよう」って毎日悩んでいたんですけど、そんな時間も今は楽しいです。
金村:私も読者の1人なんです!
上村:美玖さんも「読んだよ」って声をかけてくださって、うれしいです。もともと引っ込み思案な性格で、自撮りを載せたり、パーソナルなことを発信したりするのが苦手だったんです。
でも、ブログを更新し続けるという目標を持ったことで、少しずつ自己発信ができるようになってきて。続けることが、自分にとっては変化のきっかけになっていて、すごくいい経験になっています。
――1年更新し続けられたら、その後はどうする予定ですか?
上村:1年経ったら、いったん終了させていただこうかなと…。続けることが負担になってしまっても良くないのかなと思いますし、ブログ以外にもインスタグラムやメッセージアプリもあるので、今後もいろいろな方法で、自分らしく届けていけたらいいなと思っています。
――では、16thシングル「クリフハンガー」についてのお話を伺えればと思います。今作では3作ぶりに選抜制が採用されましたが、表題曲に参加している金村さんは率直にどう感じましたか?
金村:14th、15thシングルは二期生から四期生までの全員選抜だったんですけど、五期生の加入で人数も増えていたので、選抜制になること自体は、メンバーみんながある程度予想していたことだと思います。だから、発表を聞いたときに大きな驚きがあったわけではありませんでした。
ただ、今回の選抜メンバーを見たときには、雰囲気がガラッと変わったなと感じました。センターが五期生の大野愛実ちゃんで、高井俐香ちゃん、松尾桜ちゃんも選抜に入って。新しいメンバーが加わったことで、アーティスト写真やMVの撮影現場の空気も、これまでとは少し違っていました。
いつもは和気あいあいと進む現場なんですけど、今回はみんなが「いい作品を作るぞ」という意識を強く持っていて、自然と真剣な雰囲気になっていたと思います。
――そうした空気が生まれたのは、五期生が入ったこと以外にも、何かきっかけがあったのでしょうか?
金村:毎年年末に、メンバー全員で1年を振り返って、翌年に向けた話し合いをする時間があるんです。今回は、その話し合いを経てからのMV撮影だったので、みんなの気持ちがよりそろった状態で撮影に向き合えていたんじゃないかなと思います。
――今回センターを務める大野さんの魅力については、どう感じていますか?
金村:目の表情の使い方がすごく印象的で、加入したばかりとは思えないパフォーマンスです。いろんな表情を見せられるところが、愛実ちゃんの魅力だと思います。かわいい曲もできるし、クールな曲になると、ガラッと目つきが変わるんです。
■“予感”があった自身のポジション
――続いて上村さんにお聞きします。今回初めて、アンダーメンバーの「ひなた坂46」として活動することになりましたが、発表されたときはどのような気持ちでしたか?
上村:自分のことは自分が一番よくわかるというか…なんとなく、「そうなるだろうな」と想像していました。そのときに、自分がやるべきことが分かるんです。だから、発表されたときには笑顔でいることができましたし、不思議と明るい気持ちでいられました。
それは、もしかするとおかしなことなのかもしれません。選抜に入れなかったのに、「どうして笑えるんだろう?」と自分でも思いました。
でも、これまでいろいろなポジションを経験してきて、自分だけじゃなく、メンバーそれぞれのいろんな思いを近くで感じてきたからこそ、どんな場所に立っていても、胸を張って向き合うことが大切なんだと感じていて。だから今回も変わらず、思いを届けていけたらと思っています。
――今回、センターというポジションも任されました。
上村:「ひなた坂46」に参加させていただくのが初めての中で、センターに立たせていただくことには、やっぱり責任感を感じます。
それに、メンバーのほとんどが後輩になる環境というのも初めてで。
■ついに同期から卒業の“事前告知”
――今作は、卒業発表をされた二期生の松田好花さんにとって最後のシングルでもありますよね。松田さんの卒業を聞いたときはどう思いましたか?
金村:私は今回初めて、メンバーに卒業発表する前に本人から話を聞いていまして…! ハッピーでした(笑)。もちろん、卒業そのものがハッピーという意味ではないんですけど。
これまで、卒業のことを同期から事前に聞いていなくて、そのたびに私が「ちょっと先に言ってよ!」って言う流れがあったんです。だから、今回ついにこのちゃん(松田)が話してくれたことが、うれしかったです。
――前回のシングルで卒業された河田陽菜さんにお話を聞いたときも、金村さんが「また私は何も知らなかった」と嘆いていたと話していました。
金村:そうなんです。優しさから言わずにいてくれてたんだと思うんですけど、その流れが続いていたので、今回このちゃんがついに話してくれました(笑)。
その後、改めてこのちゃんがブログで卒業発表をしたときに、いろんな思い出が一気に蘇ってきて。それだけ長い時間を一緒に過ごしてきたんだなって、改めて実感して、すごく寂しくなりました。
このちゃんは、日向坂46の中だけじゃなくて、芸能界という大きな世界の中でも、いろんな方に認められている人だと思っています。本当に尊敬していますし、同期として一緒に過ごせて良かったです。これからも、ずっとくだらないことを話していられるような友達でいてくれたらうれしいです。
――上村さんは、松田さんの卒業に対して、どんな思いがありますか?
上村:これまで10数人の方が卒業されてきていて、覚悟はしていたつもりだったんですけど、やっぱり寂しかったです。当たり前のようにそばにいてくださった先輩ですし、お仕事の面でも、いろいろな世界の扉を開いて、愛を持って向き合っている姿を、ずっと見てきました。
好花さんが作詞された「涙目の太陽」もそうですけど、本当にメンバー思いで、グループ思いな方で。その気持ちは、きっと後輩たちにも伝わっていると思います。その思いを受け取って引き継いでいけるように、好花さんとの思い出を大切にしながら、これからも頑張っていきたいです。
――今話していただいたように、今回のシングルには松田さんが作詞をした楽曲「涙目の太陽」が収録されています。メンバーでないと分からない感情も書かれていると思うのですが、歌詞を読んだときはどう感じましたか?
上村:本当にメンバーじゃないと書けない歌詞だと思います。例えば、「お揃いのゼッケンの/名前が色褪せては汚れて/畳む速度だんだん速くなって/感じた自分の歴史」という部分は、私たちにとってすごくなじみのある光景で。
そういう細かいところにも愛を持って表現できるのが、好花さんらしいなと思いましたし、レコーディングでも自然と感情が乗りました。
金村:これまでの卒業ソングって、卒業するメンバーがセンターに立って送り出す形が多かったと思うんです。でも今回は、このちゃん自身が前に立つというよりも、意志だけを楽曲に残して、グループとして歌い続けられる形になっていて。「この先も歌い続けてほしい」と話していたのが印象的でした。
全体曲をメンバーが作詞するというのも、坂道グループでは初めてのことですし、そういう新しい形に挑戦するところも、このちゃんらしいなと思います。これから六期生や七期生が入ってきたときにも、この曲は残り続けていくと思うので、本当にいい卒業プレゼントだなと感じました。
■日向坂46には「いい風が吹いている」
――これまでお聞きしてきたように、今作は松田さんの卒業もあり、五期生がセンターを務めるなど、変化の大きいシングルだと思います。そこで、日向坂46の“今”について、どのように感じているのかを教えてください。
上村:2025年は、特に大きな変化があった年でした。新体制ライブ(BRAND NEW LIVE 2025「OVER THE RAINBOW」)を開催させていただいて、ツアー(日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」)では、メンバーが楽器に挑戦したり、ダンストラックに挑戦したりと、これまでとは違う、新しい試みがたくさんありました。
ツアー中に、キャプテンの高橋未来虹(高は正式には「はしごだか」)がMCでおひさま(日向坂46ファン)に向けて、「これからも日向坂46とともに、横一列になって歩いていってくれるとうれしいです」と話していた言葉が、すごく印象に残っていて。私たち自身も、先輩・後輩という立場はありつつも横一列で、2026年に向けてまた一歩踏み出していけたらと思っています。
金村:今の日向坂46には、いい風が吹いている気がします。
一期生さんが卒業されたタイミングで、長くお世話になったスタッフさんとの別れもあって、グループにとっては大きな変化が続きました。私自身も一番先輩の期になって、考えることが増えましたし、思っていることをスタッフさんに伝えて、形にしていただいたこともいくつかありました。
そういう経験から、自分たちの思いを溜め込まずに言葉にすることで、前に進めることもあるんだなと感じましたし、そういう意味では、すごく風通しのいい状態なんじゃないかなと思います。
このちゃんが卒業すると、23歳の私や小坂(菜緒)、平岡(海月)が一番年上になります。グループとしても、若い世代が中心になりますけど、若いからこそできることもたくさんあるはずです。その強みを生かしながら、これからの日向坂46をつくっていけたらと思っています。
(取材・文:堀タツヤ 写真:小川遼)

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