数々の名作に出演するも、クエンティン・タランティーノ監督から昨年、突然に「全米映画俳優組合(SAG)で最弱なクソ俳優」と酷評されたポール・ダノが、初めてコメントした。

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 Varietyによると、サンダンス映画祭で、『リトル・ミス・サンシャイン』の公開20年を記念する上映会が行われ、ポールやトニ・コレット、同作の監督コンビであるジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスらが参加。

タランティーノ監督の発言が話題になったところ、ポールが答えるより前に、トニが「本当にこの話題をするの? あんな奴クソよ!きっとハイになっていたに違いない…とにかく困惑した。あんなことを言う人がいる?」とコメント。

 ポール自身は、タランティーノの発言について直接の意見を避け、ポールを擁護する声が上がったことを「本当にうれしかった」と述べ、「世界中が僕のために声を上げてくれたから、僕は何もする必要がなかった。とても感謝している」と語った。

 デイトン監督も、タランティーノの発言を「決まり悪い」ものだと断じ、「彼の荒々しい演技がタランティーノを不快にさせたとしか思えない」とコメント。ファリス監督も「即座に皆が、ポールのために声を上げたのが興味深かった。彼は多くの人に愛されている。賢い人なんです」と話したという。

 タランティーノは昨年12月、ポッドキャスト『The Bret Easton Ellis Podcast』で自身が選ぶ「21世紀のベスト映画20」を発表した際、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)を第5位に選び、本来なら1位か2位にしたいところだが、ポールの演技が足を引っ張ったと主張。主演のダニエル・デイ=ルイスに「完全に食われている」とし、ポールを「本当に弱くて、面白みがない」「全米映画俳優組合(SAG)で最弱なクソ俳優、世界最弱男だ」と酷評した。

 これを受け、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でポールとタッグを組んだマット・リーヴス監督が、X(旧Twitter)で「ポール・ダノは素晴らしい俳優であり、素晴らしい人間だ」と擁護したほか、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で共演したダニエルも、インスタグラムに「ポール・ダノは同世代で最も優秀で才能のある俳優の一人」と投稿。ほかにも、リース・ウィザースプーンやベン・スティラー、アレック・ボールドウィン、シム・リウらが声を上げていた。

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