米ロサンゼルスでレストランのシェフとして働いていた男が、妻を殺害した容疑で逮捕された。法廷で罪を認めた彼は、その身の毛もよだつ殺害方法を激白した。

[ハリウッド事件簿]全米最高齢82歳の強盗が逮捕、強盗歴57年
デヴィッド・ヴィヤン被告(49)は2009年10月、当時39歳の妻ドーンが行方不明になったと捜索願いを提出。ところがその後殺害を認め、死体を処分するために彼女を4日間ものあいだ料理していたことを明かしたのだ。

現地時間25日、陪審員に向けて2011年の自白テープが公開された。ヴィヤン被告はその中で、「じっくりと4日間、妻を火にかけた」と供述している。

被告は妻を殺害した翌朝、220リットルの大きなドラム缶に妻を押し込み、そこに使用済みの古い油を注ぎ込んだという。そして4日間煮込み続けるとその身体は跡形もなく溶け、頭がい骨と顎の骨の一部だけが残った。彼はそれを母親の住む実家の屋根裏部屋に隠したという。

なぜこれほど残忍な行為を行わなくてはならなかったのか。彼はその理由を、「突然狂暴になった」と供述している。事件が起こった晩、妻ドーンは何らかの理由から自宅アパートで怒鳴り散らしていたのだとか。ただ眠りたかった被告は彼女の手足を縛り、ダクトテープで口をふさいだそうだ。「そして僕は妻に、『おやすみ』と言ったんだ」。


翌朝目覚めた被告は、自らがしてしまったことを理解し、パニックに陥った。それと同時に、彼の頭の中にはシェフ独特の死体を処分する方法が浮かんだという。

第一級殺人の容疑で裁判にかけられているヴィヤン被告だが、裁判がはじまる前、彼は高さ24メートルの崖から自殺を図り重傷を負った。しかし一命を取り留め、現在は車いすで出廷している。
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