加入1周年 モーニング娘。10期メンバー(飯窪春菜・石田亜佑美・佐藤優樹・工藤遥)インタビュー
モーニング娘。に加入してから早1年。彼女たちのデビュー曲となった「ピョコピョコウルトラ」ではタイトル通り、ひよこの衣装でピョンピョン踊るあどけなさがかわいかったが、この1年でコンサートツアーも経験し、かっこいいパフォーマンスで魅せるようになってきた。
10期で最年長の飯窪は、「加入当時は歌もダンスもトークもあまり自信がなかったんですが、この1年でちょっとですがついてきました。ダンスの振り付けを覚えるのが早くなったり、最近ではラジオのお仕事もいただいているので、まとまった話ができるようになったりと、新しい発見がたくさんある1年でした」と、これまでを振り返った。そして「いろいろなバラエティ番組にも出演させていただくようになりましたが、次の1年では経験を積んで自分のキャラクターを確立していきたいです。目標は、“爽やかなマンガオタク”!(笑)」と、マンガ好きな彼女らしい目標を教えてくれた。
モーニング娘。
先日11期メンバーとして小田さくらの加入が発表されたが、後輩の存在をどう考えているのかが気になるところ。メンバー最年少の工藤は、「これまではMCで自己紹介する時に“最年少”って特長があったんです。で、11期が入ると聞いた時にはまだ“最年少キャラ”のままでいたかったのでちょっぴり焦りました。小田ちゃんは中学2年生と年上だったので、ホッとしましたけど(笑)」とあどけない笑顔を見せたが「年齢は年下でも(モーニング娘。では)先輩なので負けたくないですね。10期にはとてもいい刺激です!」と大人びた表情も垣間見せた。
普段はふんわりしたイメージの佐藤も「はじめて挨拶に来てくれた時、鼻歌を歌っていて…なんか堂々としてるんです。しかもそれがすっごくウマくてビックリ!見習わなきゃと思う一方で、負けないように頑張ろうって改めて思いました」と、新しいライバルの出現に力が入った。
現在のモーニング娘。が、「これまでとは違う!」と感じさせるのはバラエティ番組などでみせるリーダー・道重さゆみの個性豊かなキャラクターも要因のひとつだ。「道重さんがリーダーになって新しいルールができました。朝会ったら必ず『おはようございます。道重さん、今日もかわいいですね』と言うんです(笑)。それから自分の周りの人に、『道重さんは素晴らしい人なんだよ』って伝えるとか…。みんなしっかり実践しています(笑)」と、飯窪が珍ルールを教えてくれた。「バラエティ番組では“自分大好き!”なキャラクターですけど、本当は後輩の私達のことをものすごく考えてくれるんです。トークの場では私達が前に出て話しをしやすいようにフリを入れてくれたりするんです」と、工藤がリーダー道重の裏側を語ってくれた。
現メンバーになって初リリースとなった50枚目シングル「One・Two・Three/The摩天楼ショー」が2002年10月発売の「ここにいるぜぇ!」以来約10年振りに初週売上10万枚を突破。石田は「私たちにとってはまだ3枚目のシングルだったんですけど、50枚目という記念に参加し、しかも多くの方に聴いていただける機会ができたこともうれしいです。これをきっかけに新しいモーニング娘。
「One・Two・Three」の流れを組んでさらにカッコよく仕上がったのが10日発売の新曲「ワクテカ Take a chance」だ。プロデューサーのつんく♂いわく「ファンキーロックがテーマ」とのことだが、「寂しがり屋で強がりな女の子の気持ちを歌詞に乗せて表現しているので、きっと私達と同世代の女の子にも共感してもらえると思います」と語る飯窪。「ロボットのようなダンスも見どころです。『今のモーニング娘。もこんなに“カッコイイ”ことができるんだ』って思ってもらえたらうれしいです。」と意気込みを見せる石田に加え、佐藤も「今のメンバー全員の気持ちが1つになった、魅力が詰まったダンスを多くの人に見て欲しい!」と力強くアピールしてくれた。
「ワクテカな毎日を過ごしている」という10期メンバーの4人だが、全員「負けず嫌い」の結束力で、これからのモーニング娘。をどのように盛り上げてくれるのか注目だ!(取材・文:渡辺ゆき)
モーニング娘。51枚目シングル「ワクテカ Take a chance」は10月10日発売