「俳優としてのセンスが問われた」池田鉄洋＆前田健が「ライアーゲーム　－再生－」を語る！

　興行収入21億円を突破した大人気シリーズの劇場版第2弾、「ライアーゲーム -再生-」がBlu-ray＆DVDで発売中だが、あの“ガヤ連合”として禁断のゲームを盛り上げた池田鉄洋と前田健が、合計20名のプレイヤーが総額20億円を賭けた究極の“イス取りゲーム”を繰り広げる、シリーズ史上最高に白熱する究極の一大心理戦を総括！　発売後だから明かすことができる“ガヤ連合”として立ち回った苦労や秘話を、こっそりと明かしてくれた。
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　まず本作へ出演が決まった当初、主演の松田翔太のように「ポーカーフェイスでライアーゲームに参加して、20億円を賭けた究極の“イス取りゲーム”で勝ち残っていくキャラクターだと思っていました（笑）」という期待を抱いたことを明かす前田。しかし、休職中の体育教師・村田テツヤというキャラクターの役割を聞いて、「そうじゃないほうの人、ということが分かりました。ゲームに脱落しても最後まで残っている？　そこで役柄を完全にイメージすることができましたね」と照れ笑い。同じく“ヤンジャン”こと音楽ライターの嶋タカヒロ役を怪演した池田も、「おっ、最終的に“ガヤ連合”だなって。ああ、やることは決まったな（笑）。リアクション、顔芸だなって（笑）」と覚悟（？）を決めたとか。

　とはいえ、本作は総勢20名のプレイヤーが熾烈な心理戦を展開する群像劇で、コロコロ変わる戦況を追っていかなければならないが、実は映画を観る者がゲームの動向を理解する手助けを行う連中が“ガヤ連合”だ。本作には3つの国と“ガヤ連合”という名のチームがサバイバルを繰り広げ、“ガヤ連合”は映画全体において重要な役割を担っているのだ。当然、演者として意識したポイントだが、「見切れている時の顔、引きの画の立ち姿など、そういうシーンで貢献する役割だったので、気を抜かないようにしていました」（前田）、「オーバーに過ぎてもダメで、ゲームを傍観していてもいけない。俳優として一定のレベルで他のキャラクターを出し抜く必要もあったので、怖い現場でした」（池田）と苦労を明かす。

　シリーズのファンにはお分かりかと思うが、この作品は演じるキャラクターを超えた、俳優同士の戦いの場でもあるのだ。「だから衣装合わせの時から、鼻息が荒くなっている自分がいました。怖いですよね（笑）」（池田）、「余計なことばかりをしていてはダメだけれど、やらされている感じでは成り立たない作品だったと思うので、皆が策士でいい効果が生まれたと思いました。俳優のセンスが問われた作品でしたね」（前田）と改めて総括！　最後は、主演の松田＆多部未華子風の決めポーズでパチリ！　このサービス精神が“ガヤ連合”を、そして「ライアーゲーム -再生-」の世界観、そのものを面白くしているのだ。池田と前田の大熱演とともに、シリーズ史上最高に白熱する究極の心理戦を堪能してほしい。（取材・文・写真：鴇田崇）

「ライアーゲーム -再生-」は、プレミアム・エディション＜DVD＞8,190円（税込）、プレミアム・エディション＜Blu-ray＞9,135円（税込）他、好評発売中。