「黄金を抱いて翔べ」安室奈美恵が歌う主題歌のスペシャル版ミュージックビデオを井筒監督が演出
「めちゃくちゃパンチが効いていて、かっこいい作品!」と桐谷が語る本作で彼が演じるのは、裏社会の調達屋・幸田(妻夫木聡)と、計画を企てた北川(浅野忠信)らのメンバーに加わるシステムエンジニアの野田。その他のメンバーは、北川の弟・春樹(溝端淳平)、元国家スパイで爆破工作のプロ・モモ(チャンミン「東方神起」)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)の合わせて6人。
「井筒さんに呼んでもらったからには、絶対に最高のものにしたいという気持ちがありました」という桐谷。井筒監督への思いはやはり特別で、「井筒さんの作品に入るときは誉められたいっていう気持ちが強いんです。ようやったなぁって言われたい。ヨシヨシしてもらいたいんですよ(笑)」と明かす。
熱い気持ちが報われたのはオールアップのとき。「ものすごく嬉しい言葉をもらったんです。もう、俺、半泣き状態ですわ。
大切な言葉をもらえた野田役。作る上でプラスになったのが彼の背景だ。「野田は父親に対してコンプレックスを持っているんです。おやじを超えたいと思ってる。
ところで、本作では東方神起のチャンミンが日本映画デビューしているのも話題だ。桐谷は共演者たちと時間が許す限り、色々と語り合い、チャンミンにも積極的に話し掛けた。「すごく純粋ですよね、彼は。本当に一生懸命取り組みますし。女の人が可愛い!っていうでしょ。その気持ちが分かりましたね。日本語で“アリガトウゴザイマス”とか言われると、かわいいなぁって(笑)。どんなタイプの女の人が好きなの?とかも聞きましたよ。
そんな桐谷。常にポジティブに映るが、それはここ最近になって変わってきたのだとか。「世界って自分が作っているんですよね、自分の考え方が変われば全部変わる。つまり楽しいことやおもしろい方向というのは、自分で作っていくことができる。そういう考え方ができるようになりました。これも一つずつ積み上げてきた、これまでの仕事全部のおかげだと思っています」。
そして未来へと目を向けた。「まだ経験していないことをしたいし、常に変化していきたい。役者をやる前だったら夢見がちに『ハリウッドに行って、うふふふ~』とか思ったりしていたものが、今は逆に『しっかりやったらイケルぞ』って。
「黄金を抱いて翔べ」は11月3日(土)より丸の内ピカデリーほかにて全国公開