「ONE PIECE」シリーズ劇場版最新作「ONE PIECE FILM Z」のプレミアム試写会がお台場のシネマメディアージュで行われ、主要ボイスキャストが舞台挨拶を行った。少年ジャンプでの連載開始から15年を経ながら、衰えを見せない人気のONE PIECE。
本作では、全海賊の一掃を図る新たな敵がルフィたちの前に立ちはだかる。

一般人モードになって、篠原、香川に握手を求めたブルック役のチョーの決定的瞬間

 上映に先立つ舞台挨拶に参加したのは、篠原涼子、香川照之、田中真弓中井和哉岡村明美山口勝平大谷育江山口由里子、矢尾一樹、チョーと、脚本の鈴木おさむ、長峯達也監督の12名。

 ルフィ役の田中は、「本作の“みどころ”は、ルフィもカッコイイですが、ゼットもすごくカッコよくて。2人のガチの喧嘩をお楽しみください」とPR。続く声優たちも“みどころ”について続々コメントしたが、ブルック役のチョーは「今日はですね、あの…握手してください」といきなり篠原と香川の前に。「こういう時でもないかぎり、一緒にいられないですから。僕、(2人とは)初めてなんです。良かったです!」と完全に一般人モードに突入して場内は大爆笑となった。

 ゲスト声優のアイン役・篠原とビンズ役・香川は、ルフィらの抹殺を目指すネオ海軍のメンバー。アニメの声優は初体験という篠原は、「こんな偉大な作品からオファーが来るとは思っていなかったので、収録時もかなりのプレッシャーでしたが、皆さんのお陰で、どうにかアインらしくなっていると思います」とコメント。「今朝、子どもと一緒に見させていただきましたが、ナミのおっぱいに興奮していました。大好きみたいです」とその早熟ぶりも報告した。


 こちらも息子が「ONE PIECE」の大ファンだという香川は、「会場の皆さんは本当にONE PIECEを愛し、たくさんの作品をご覧になっているかと思いますが、僕も遅ればせながらONE PIECEの世界に入らせていただきました。皆さんの作り上げた世界観を大切に、一生懸命にビンズという役を演じさせていただきました」と嬉しそう。「この夏、子供と一緒にONE PIECEを読もうと約束していたところ、偶然、この役をいただきました。子供の方が吸収が早くて、僕の方が教えてもらっています。ウチの子供もナミの胸には反応しましたが、ゾロが一番好きで、ウチに帰ったら十中八九、刀をくわえています。もちろん、プラスティックのですよ…何の質問でしたっけ?」とハイテンションで語った。

 なお、プレミアム試写会に先立ち、ボイスキャストたちが分担し、お台場の5ヵ所に設けられた「ONE PIECE FILM Z」のコラボイルミネーション点灯式に参加。アクアシティ3Fでは、篠原と香川がサウザンド・サニー号と光る海のイルミネーションのスイッチを入れた。

 「ONE PIECE FILM Z」は2012年12月15日(土)よりロードショー
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