だが、撮影期間には、そんな若手たちとはあえて距離感を保ち、一緒に酒を飲む機会も殆ど無かったという。「普段から一緒に酒を飲んでくだらない話をしていたら、普通に会話ができるようになり、撮影の時にせっかくのおっさんとのギャップが無くなってしまうと思ったんですよ。やはり、おっさんはおっさんらしく、どこかで作らないといけない部分がありますから。おっさんと若手がツーカーみたいになっちゃうと、作品としてもつまらないと思う。本音を言えば、一緒に酒を飲んでワイワイ遊びたい部分もありましたが、その空気感だけは大事にしたいと思いました」。あくまで作品第一、冷静に分析した自らのポジションにこだわる役者・宅麻伸の存在にも、本作の人気の秘密があるのかもしれない。

 「おっさんの価値観は、そろそろ無いのではないかと思っているのですが、見ている方々はどう思うのでしょうね? おっさんは、あくまで4人の中で新鮮味を保つための道具だと思っているから、その新鮮味がどうなんだろうという気持ちがありますね」と、続編希望の声にも至って謙虚。「このシリーズに出演し、やはり、若い人のエネルギーは半端じゃないなぁと感じることができました。『勇者ヨシヒコ』に出演する若手は、どんどんエネルギーを持ってきますが、そういうエネルギーを出す場所を、福田監督はちゃんと作っている。若い人のエネルギーを上手く使うことが出来る監督だなと思いました。そのエネルギーに、毎週接することができて良かったです。ぜひ、残りの放送も楽しんでください。もう、変なことはやっていないだろうな?(笑)」とPRした。