吸世主、降臨。新たなるダークヒーローを描いた映画「モスキートマン」が、2013年1月12日より開催される「未体験ゾーンの映画たち2013」にて公開されることが決定した。


「モスキートマン」フォトギャラリー

 「スパイダーマン」のピーター・パーカー、「バットマン」のブルース・ウェイン、「アイアンマン」のトニー・スターク。これらアメリカン・コミックのヒーローたちに共通するのは、驚異的な力を手に入れたことで葛藤を抱え、苦悩しながら成長していくという、人間臭さをもったスーパーヒーローであること。「モスキートマン」の主人公=ジム・クロウリーもまた然り。不幸な偶然から、科学者の手によって蚊の特性と驚異的な身体能力を持つ“モスキートマン”へと変貌を遂げる。異形の者と化した彼は、その哀しき運命を背負い、愛する人を守るため孤独な戦いに身を投じていくのである。

 主人公ジム・クロウリーを演じるのは、本作で監督も務めるマイケル・マナッセリ。そしてヒロインのエブリンを「リセット」のジョーダン・トロヴィリオンが演じる。また、映画マニアにはお馴染みの米国映画製作会社トロマ・エンターテイメントの創設者であり、「悪魔の毒々モンスター」シリーズで有名なロイド・カウフマンが、主人公ジムを解雇する社長として出演している。

 研究所に勤めるジムは出世も見込めず、家庭では妻との仲も冷え切っていた。一方、世間では蚊による媒介性ウイルスが世界中に蔓延し、薬品会社によるワクチンの開発が急務に。そんなある日、ジムはライバルのダンとの昇進レースに破れ、研究所を解雇されてしまう。失意の中帰宅していると、モーテルに妻の車が止まっているのを見つける。
部屋の中を覗くと、妻とダンが熱く抱擁を交わしていた…。自暴自棄になり街を彷徨っていた彼の前に、デイブという男が現われる。デイブはバーでダンを泥酔させ、ある場所へと連れ帰る-。

 「モスキートマン」は、2013年1月12日より開催の「未体験ゾーンの映画たち2013」にて公開
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