脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生。あの「舞妓Haaaan!!!」「なくもんか」チーム待望のオリジナルコメディ第3弾「謝罪の王様」の公開が決定した。


草彅剛主演&宮藤官九郎監督4年ぶりの映画最新作「中学生円山」、追加キャストも超豪華!

 2007年公開の「舞妓Haaaan!!!」(興行収入20.8億)で超ド級のインパクトを残し、続く「なくもんか」(2009年/興行収入13.5億)も、笑える悲劇とも泣ける喜劇とも言える宮藤流のホームコメディとして大ヒットを記録。全く新しいコメディエンターテインメントを創出し、世間をあっと言わせてきた3人のクリエイターが再び集結する。

 今回、彼らが題材として選んだのは、なんと!“謝罪”。架空の職業「謝罪師」を生業とする主人公の黒島譲(阿部)が、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、謝罪のテクニックを駆使して解決し、遂には土下座を超える究極の謝罪で日本を救うまでを描く、痛快娯楽ブラック社会風刺コメディが誕生した。コミュニケーション不足の現代日本に一石を投じること間違いなし!「謝って済むから、警察はいりません!!(劇中セリフ)」

 本作は「謝罪」をキーワードに、大小さまざまな6つの物語で構成されます。主演の阿部は、東京謝罪センター所長・黒島譲を演じます。そして、今作のヒロインに井上真央。その他、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子、さらには竹野内豊、そして荒川良々、濱田岳、小野武彦、濱田マリ…、お馴染みの官九郎ワールドに、これでもか!と超豪華・超個性派俳優たちが大集合する。

 一見オムニバスのように見える6つのケース。それぞれのキャラクターがこれ以上ないくらいに大爆発する、この大小さまざまな物語が、時に人間関係、時系列、そして場面ごとに連結し合い、一つの物語として見事な「解決」へとつながっていく。宮藤は、製作のきっかけについてこう語っている。「宮藤です。
前作『なくもんか』が公開してすぐ、水田監督から『風刺喜劇をやりませんか?』と言われました。風刺は、意外と手をつけてない分野だったので、是非やりたいと思いました。しかし物語は二転三転しました。現実社会のめまぐるしい変化に追いつけなくなったのです。ただ、なにが起こっているかは分からないけれど、テレビを点けるといつも誰かが謝っている。中には『それ、謝る必要ある?』というケースもありました。“謝る”ことをテーマにコメディを書いたら風刺になるんじゃないか?そう思って、一気に書き上げました。キャストが豪華でとにかく驚いています。阿部くんが役割的に“つっこみ”に徹しているのも新鮮だと思います。今から完成が楽しみです」。

 「謝罪の王様」は2013年9月28日(土)全国東宝系にて公開
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