37作目となるスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」の主題歌CDが3月13日に発売される。オープニングテーマ曲「VAMOLA!キョウリュウジャー」を歌うのは、この曲がデビュー曲となる鎌田章吾。
金髪に甘いルックス、さらに美声と3拍子揃った待望のルーキー。そんな大注目の鎌田の歌への思い、人柄に迫った。

アニソン界の新星・鎌田章吾フォトギャラリー

 鎌田は、現在22歳の現役大学生。「昨日まで実家の京都に帰ってました」とインタビュー時に話していたが、現在は春休み中で「今は、休みだから友達と遊ぶのが半分。仕事が半分」とのこと。「友達と遊ぶときは、渋谷が多いですね。人が多いからあんまり好きじゃないけど」と人懐っこい笑みで話す。

 そんな鎌田がデビューするきっかけとなったのは、同曲のオーディションだった。

 「もともと、アニソンが大好きで、あるイベントの時に、出待ちしてサイキックラバーのYOFFYさんに『弟子入りさせて下さい』ってお願いしたんです(笑)。それから、ちょこちょことレコーディングやライブに呼んでいただけるようになって、あるディレクターの方と知り合って、その方に今回のオーディションを受けてみないかと誘われました」。

 バイタリティ溢れる行動で自らチャンスをつかんだ。

 「まだ22歳だし、経験になれば…くらいに思って受けたんです」とオーディション自体は気軽な気持ちで受けたという。


 だからこそ、「決まったときは、ビックリで、信じられなかったですね。レコーディング終わっても、まだ実感はなかった」と鎌田自身が信じられないほど、アニソン界で22歳のド新人が主題歌の歌手に抜擢されることは異例中の異例。関係者からの期待度の高さがうかがえる。 そもそも鎌田は、クイーンを知ったことから音楽に目覚めたという。そして、高校生のとき、YouTubeの普及により昔のアニソンを聞くようになった。バンドも経験したものの、解散をきっかけに「和田光司さんが『Butter-Fly』をブラジルで歌っている映像を見たんです。そのライブの観客は、日本語がわらかない人ばかりなのに、みんな大声で歌っていて、アニソンは世界に誇れる日本の文化だと感じました」とアニソンを歌いたい思いが募った。今回のデビューは、まさに夢への一歩なのだ。

 2月から毎週日曜日7時30分~テレビ朝日で放映されている「獣電戦隊キョウリュウジャー」。「ザ・戦隊という王道のストーリーだし、俳優さんたちもイケメン。爽快でスピーディーで楽しめる」と毎週欠かさず見続けている鎌田も熱烈応援。

 自身のオープニングテーマ曲に関しては、「ストーリーに見合った熱いものになっている」と自信を覗かせた。


 「自分の作った曲もやっていきたいし、もっと自分の世界を表現したい」と目を輝かせて未来を話す鎌田。これからのさらなる活躍が期待される、まさに「注目の新星」というオーラ漂うが、プライベートの話に及ぶと、爽やかな大学生の印象も強い。 好みの女性を聞けば、「たかみな(AKB48の高橋みなみ)!」と即答。「全てがツボなんです。目も声も人柄も。姉御的な存在なのに、たまに乙女な面があって! 芯がしっかりしている子が好きです」と怒濤のたかみなトークをして、場を和ませてくれる。

 趣味は中学校の頃からやっているという野球。「Twitterやってるんですけど、最近はWBCと阪神ネタばっかりですね(笑)」と話してくれた。

 戦隊ものはイケメン役者が多いというのは、最近では周知の事実。戦隊ものから俳優として大きく羽ばたく人も少なくない。「獣電戦隊キョウリュウジャー」はイケメン俳優はもちろんのこと、主題歌を歌う歌手までイケメン。今や戦隊ものは、子どもや男性だけでなく、女性からも注目を集める分野なのだ。

 
 今後、イベントにも多数出演予定の鎌田。アニソン界の新星にぜひとも注目してもらいたい。(取材・文・写真:嶋田真己)

「獣電戦隊キョウリュウジャー」主題歌CDは3月13日発売。
編集部おすすめ