英Total Filmが映画史に残る「最高の女性キャラクター100人」を選出。栄えある1位に輝いたのは、79年の公開以来、根強いファンを持ち、SFホラーの金字塔と呼び名の高い『エイリアン』の主人公・宇宙船航海士のエレン・リプリー(シガーニー・ウィーバー)だ。


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 年齢やジャンル、映画製作国に関係なく、歴代の映画の中から選ばれた究極の女性たちは、主役級のヒロインもいれば脇役で光っていたキャラクターまで、幅広いラインナップ。

 1位に選ばれた『エイリアン』シリーズのリプリーを主人公にした作品は、4作まで製作。リドリー・スコットジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、ジャン=ピエール・ジュネといった名監督たちの演出により、作品のテイストを変えながら、リプリーとエイリアンの壮絶なバトルが描かれている。

 以下にトップ20をリスト化したが、21位以下では21位にウィノナ・ライダー演じる『ヘザース/ベロニカの熱い日』(90)のベロニカ・ソーヤ、29位にキャリー=アン・モス演じる『マトリックス』(99)のトリニティ。

 39位にアニメ『千と千尋の神隠し』(01)の千尋、51位にオドレイ・トトゥ演じる『アメリ』(01)のアメリ、61位にリンダ・ブレア演じる『エクソシスト』(74)のリーガン・マクニール。

 70位にメグ・ライアン演じる『恋人たちの予感』(89)のサリー・オルブライト、74位にサンドラ・ブロック演じる『スピード』(94)のアニー・ポーターなど、多種多様な女性キャラクターがランクインしている。

 トップ20は以下のとおり。()内数字は日本公開年。

1位 エレン・リプリー/シガーニー・ウィーバー 『エイリアン』シリーズ(79~)
2位 アニー・ホール/ダイアン・キートン 『アニー・ホール』(78)
3位 サラ・コナー/リンダ・ハミルトン 『ターミネーター』シリーズ(85~)
4位 クレメンタイン・クルシェンスキー/ケイト・ウィンスレット 『エターナル・サンシャイン』(05)
5位 レイア姫/キャリー・フィッシャー 『スター・ウォーズ』シリーズ(78~)
6位 ドロシー・ゲイル/ジュディ・ガーランド 『オズの魔法使』(54)
7位 ハーマイオニー・グレンジャー/エマ・ワトソン 『ハリー・ポッター』シリーズ(01~)
8位 ザ・ブライド/ユマ・サーマン 『キル・ビル』(03) 『キル・ビル Vol.2』(04)
9位 ヒルディ・ジョンソン/ロザリンド・ラッセル 『ヒズ・ガール・フライデー』(86)
10位 シュガー・ケーン・コワルチェック/マリリン・モンロー 『お熱いのがお好き』(59)
11位 エリ/リーナ・レアンデション 『ぼくのエリ 200歳の少女』(10)
12位 ジャッキー・ブラウン/パム・グリア 『ジャッキー・ブラウン』(98)
13位 リスベット・サランデル/ノオミ・ラパス 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(10)
14位 マチルダ/ナタリー・ポートマン 『レオン』(95)
15位 キャットウーマン/ミシェル・ファイファー 『バットマン リターンズ』(92)
16位 ブリジット・グレゴリー/リンダ・フィオレンティーノ 『甘い毒』(94・未)
17位 キャリー・ホワイト/シシー・スペイセク 『キャリー』(77)
18位 ローリー・ストロード/ジェイミー・リー・カーティス 『ハロウィン』(79)
19位 クラリス・スターリング/ジョディ・フォスター 『羊たちの沈黙』(91)
20位 ミア・ウォレス/ユマ・サーマン 『パルプ・フィクション』(94)
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