18日、セガは六本木のニコファーレで新規プロジェクト『Project 575』の発表会を開催した。声優大坪由佳大橋彩香、ヤマハ・剣持秀紀、セガ・森本兼次郎プロデューサー、ドワンゴ・坂本将樹、アニプレックス・山内真治、シグナルP、デッドボールP、ラマーズP、コスモ暴走Pが登壇した。


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 『Project 575』は、俳句や短歌で日本人になじみ深い五・七・五形式のコトバを組み合わせるだけで、誰でも簡単にキャラクター達の歌声にのせて発信できる新しいアソビ“575”を、女子高生のキャラクター「正岡小豆」「小林抹茶」とともに様々なかたちで表現する一大プロジェクト。“575”の形式でユーザーが生み出した“コトバ”を、ヤマハが開発した音声合成技術『VOCALOID』を活用して、歌にのせてユーザーが発信していく新感覚のコンテンツである。

 本プロジェクトでは、7月26日よりサービス開始となる文字入力だけで歌になるiOSアプリ『うた詠み575』を皮切りに、歌詞の空欄をリズムに合わせて埋めていくパズルゲームPS Vita『うた組み575』のほか、楽曲や漫画、小説、アニメなどのさまざまなメディアミックスも見据えているという。

 当日は、キャラクターコスチュームで身を包んだ大坪と大橋が『うた詠み575』でも配信されるラマーズPの楽曲『飛び出せ授業』と『うた詠み575』のテーマソング『コトバ・カラフル』を披露し、会場を盛り上げた。正岡小豆役の大坪は「小豆は女子高生の鏡のような女の子。明るくて純粋だけど、テンションに振り幅があるので苦労した」と『VOCALOID』の収録を振り返ると、小林抹茶役の大橋は「抹茶はちょっと内向的で毒のある女の子。制服は、絶妙なスカート丈で肌色面積にこだわりを持っています」と衣装を気に入っているようだった。2人のキャラクター原案は、イラストやアニメでも活躍しているかんざきひろが担当。

 また、『うた詠み575』で詠んだ歌作品はアプリ内の「作品掲示板」で披露が可能。ユーザーから一定以上評価されるとニコニコ動画にアプリ上から直接作品を投稿できるという。キャラクターの二次使用も自由。

 プロジェクトについて剣持は「これは簡単にどなたでもできるんじゃないかと思った。
575だけでクリエイティブティになるという新しい世界が生まれるかも」と語ると、坂本は「間口が広いコンテンツ。ゲームやアニメがあまり好きでない人にも受け入れられると思う」とコメント。山内は「大人の本気がどこまで大きくなるか楽しみ」と話した。

 最後に森本プロデューサーは、「どこまで広がっていくのか僕たちにも予想ができない新しいコンテンツです。ぜひ、遊んで、作って、投稿してください」と話し、「広げよう みんなでつくろう 575」と右手を振り上げてイベントを締めくくった。

 キャラクターについては、ニコニコ静画でマンガ・ノベルを無料配信、毎月新作を追加予定。スマフォケースや湯のみ、ストラップなどグッズ販売も予定している。
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