主演映画『ウルヴァリン:SAMURAI』を引っ提げて来日中のヒュー・ジャックマンが28日、東京・六本木で行われたジャパンプレミアイベントに出席し、共演の真田広之、TAO、福島リラ、ジェームズ・マンゴールド監督らとレッドカーペットを歩いた。

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 炎に包まれて舞台上に登場したヒューは「コンバンワ! 私ハ日本ニ来テトテモ嬉シイデス(君たちは)スバラシイ!」と日本語で挨拶し「この作品を日本で撮影できたということは、夢が叶った思い」とキラースマイル。
この日、演じたウルヴァリンが撮影地の一つである広島県福山市の第1号観光大使に選ばれたことに触れて「でも皆さん、ウルヴァリンと旅行なんかしたくないですよね? だからこの私、ヒュー・ジャックマンと一緒に行ってください」と喜びを含んだジョークで会場を沸かせた。

 本作は、人気アメリカンコミックスを映画化した『X‐メン』シリーズの人気キャラクター・ウルヴァリンをフューチャーしたアクション大作。日本を舞台に、鋼の爪をもつヒーロー・ウルヴァリンが直面する壮絶なバトルの数々を描く。ゴールデン・グローブ男優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞した映画『レ・ミゼラブル』のPR以来、約9ヵ月ぶりの来日となったヒュー。来日の際に出演したテレビ番組では、ハリウッドスターとは思えぬ気さくさを見せ、プライベートでも日本を訪れるなど親日家として知られており、この日のイベントには約1000人の熱烈なファンが集まった。

 初共演となった真田についてヒューは「真田さんは日本の大スター。この映画の中で、彼は本当に素晴らしい。真田さんと仕事ができて光栄だし、この作品もそして演技もすべて誇りに思います」とリスペクト。一方の真田も「ヒューの穏やかな笑顔のおかげで、いい撮影期間を過ごすことができた」と感謝を表し、ステージ登壇時には笑顔でがっちりと握手を交わしていた。

 本作を含めて、ウルヴァリンを6回演じたヒューは「監督は『君に任せるよ』と言えただろうけれど、そうではなく役柄をきちんと掘り下げて、弱さやカッコよさ、そして葛藤、ジレンマを掘り下げたドラマを描いてくれた」とマンゴールド監督のアクションだけではない、語り手としての手腕を絶賛していた。

 映画『ウルヴァリン:SAMURAI』は9月13日より全国公開。
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