2010年に劇場公開されたドリームワークス3D映画『ヒックとドラゴン』。現在、その劇場版の続きがTVシリーズとなってCS放送カートゥーンネットワークで好評放送中だ。
【関連】田谷隼&寿美菜子インタビューフォト&『ヒックとドラゴン』場面写真
本作は、2010年にドリームワークス制作で劇場公開されたアニメーション映画。イギリスの作家、クレシッダ・コーンウェルによる児童文学シリーズを原作とした壮大なスケールのファンタジー・アドベンチャーであり、少年ヒックと仲間たちが、ドラゴンたちと共生しながら成長する姿を描く。現在放送中のTVシリーズは、2014年以降に決定している続編映画への橋渡し的な意味合いを持つ。
劇場版からTVシリーズという日本では珍しい制作過程を辿る本作。劇場版終了後、改めてTVシリーズのオファーをもらった時の心境を田谷と寿、2人とも「素直にすごく嬉しかった! 」と振り返る。「(劇場版が)すごく良い作品なので、僕自身も観客の側として続きを観たかったというのもありますし、演じる側としても、僕が続編を担当できるというのは、純粋に嬉しかったです」とコメントする田谷。
田谷と同じ気持ちだったという寿だが、劇場版当時の意外な真実も話してくれた。「映画の時は、バラバラにアフレコ収録していたので、今回、TVシリーズで田谷くんと初めましてでした」と。劇場版の時は、お互い声だけの印象だったということらしい。
そのことについて田谷は「しかも僕が収録した時は、他のキャストの声は日本語ではではなく、ハリウッドのキャストによる英語の声だったので…」と当時のことをちょっぴり寂しそうに話す。逆に寿は、田谷演じるヒックの声が入っていたと語り「先にヒック(田谷)が録っていてくれたから…すごく有り難かった」とのこと。
今回のTVシリーズで、初対面となった2人。お互いの印象を尋ねると田谷は「初めて会ったときは大人っぽいなというイメージ」、寿は「勝手に親近感を持っていたと言いますか、アスティとヒックの距離感は、映画では少しだけラブなどもあったので、(初めて)会った時から『田谷くん』と呼ばせていただいていました」と語る。「『年上なのに、なんでクン付けなの?』と言われましたけど…(笑)」とお茶目に笑う寿。「逆に僕は『寿さん』って呼ばせてもらっているので…(笑)」と話す田谷に対し、寿は「これを機に、何でもいいですよ」と話し、呼び方など気にせずとも良い雰囲気の中で収録が進んでいることがわかる。 劇場版からTVシリーズの収録まで、田谷と寿にも再びキャラクターを演じるまでに少し時間の経過があったわけだが、演じ方に違いなどあるのだろうか。
「劇場版の時から録っていただいているディレクターに言われたことなのですが、『まだ劇場版の時のヒックの時のやり方だよね。すごい卑屈感出てるよ』と言われて…」と収録当初を振り返る。「劇場版の最初の頃は、(ヒックは)まだ自信がない感じで、斜に構えているような役だったんです。仲間との絆が出来たり、ドラゴンに乗ったりして自信が付いてきて、ちゃんとプライドを持つ少年に成長したのですが、TVシリーズはそこからスタートなんですね。そういうところがまだ出来ていないよと言われて…。
一方、アスティを再び演じることになり、TVシリーズが始まる前に一度映画を観て、演じ方を再確認して臨んだと話す寿。それでも「不思議なもので、時間が経っているということもあり、真似るではないですが、(映画の)アスティをイメージしながら演じると、また違うアスティになってしまって…。なので、映画の続きというよりは、イチからもう一度アスティを作るという感覚が強かったですね」。
今作のTVシリーズ後、続編となる劇場版第2弾、第3弾の制作が決定している『ヒックとドラゴン』シリーズ。田谷と寿、共にずっとヒックとアスティを演じていきたいと語る。「続けて演じることで、わかってくることもあります。ヒックの気持ちを理解して演じることができるようになったからこそ、彼も深くなっていくのかなと思います」と述懐する田谷。初めてアスティを演じたときは19歳だった寿は、自身とアスティを重ね「どのくらいまで演じることができるかはわからないですが…」と前置きし、「経験の少ないところから始まり、人生もどんどん深まっていくからこそ出てくるセリフだったり、共感できる部分が出てくると思うので、もっともっと彼らを見ていたいですね」と本作への思いを語った。
田谷、寿が劇場版から引き続き吹き替えを担当する『ヒックとドラゴン~バーク島の冒険』は、カートゥーンネットワークにて絶賛放送中。9月29日には前半9話一挙放送も予定。
映画と同じく、ドリームワークスのスタッフが手掛ける壮大なスケールのファンタジー・アドベンチャーであり、少年ヒックと仲間たちが、ドラゴンたちと共生しながら成長していく姿を生き生きと描く。またTVシリーズも劇場版と同様に、ヒック役を田谷隼、アスティ役を寿美菜子が吹き替えを担当している。今回、その田谷と寿の2人にお互いの印象や本作について単独インタビューを行った。
【関連】田谷隼&寿美菜子インタビューフォト&『ヒックとドラゴン』場面写真
本作は、2010年にドリームワークス制作で劇場公開されたアニメーション映画。イギリスの作家、クレシッダ・コーンウェルによる児童文学シリーズを原作とした壮大なスケールのファンタジー・アドベンチャーであり、少年ヒックと仲間たちが、ドラゴンたちと共生しながら成長する姿を描く。現在放送中のTVシリーズは、2014年以降に決定している続編映画への橋渡し的な意味合いを持つ。
劇場版からTVシリーズという日本では珍しい制作過程を辿る本作。劇場版終了後、改めてTVシリーズのオファーをもらった時の心境を田谷と寿、2人とも「素直にすごく嬉しかった! 」と振り返る。「(劇場版が)すごく良い作品なので、僕自身も観客の側として続きを観たかったというのもありますし、演じる側としても、僕が続編を担当できるというのは、純粋に嬉しかったです」とコメントする田谷。
田谷と同じ気持ちだったという寿だが、劇場版当時の意外な真実も話してくれた。「映画の時は、バラバラにアフレコ収録していたので、今回、TVシリーズで田谷くんと初めましてでした」と。劇場版の時は、お互い声だけの印象だったということらしい。
そのことについて田谷は「しかも僕が収録した時は、他のキャストの声は日本語ではではなく、ハリウッドのキャストによる英語の声だったので…」と当時のことをちょっぴり寂しそうに話す。逆に寿は、田谷演じるヒックの声が入っていたと語り「先にヒック(田谷)が録っていてくれたから…すごく有り難かった」とのこと。
今回のTVシリーズで、初対面となった2人。お互いの印象を尋ねると田谷は「初めて会ったときは大人っぽいなというイメージ」、寿は「勝手に親近感を持っていたと言いますか、アスティとヒックの距離感は、映画では少しだけラブなどもあったので、(初めて)会った時から『田谷くん』と呼ばせていただいていました」と語る。「『年上なのに、なんでクン付けなの?』と言われましたけど…(笑)」とお茶目に笑う寿。「逆に僕は『寿さん』って呼ばせてもらっているので…(笑)」と話す田谷に対し、寿は「これを機に、何でもいいですよ」と話し、呼び方など気にせずとも良い雰囲気の中で収録が進んでいることがわかる。 劇場版からTVシリーズの収録まで、田谷と寿にも再びキャラクターを演じるまでに少し時間の経過があったわけだが、演じ方に違いなどあるのだろうか。
「劇場版の時から録っていただいているディレクターに言われたことなのですが、『まだ劇場版の時のヒックの時のやり方だよね。すごい卑屈感出てるよ』と言われて…」と収録当初を振り返る。「劇場版の最初の頃は、(ヒックは)まだ自信がない感じで、斜に構えているような役だったんです。仲間との絆が出来たり、ドラゴンに乗ったりして自信が付いてきて、ちゃんとプライドを持つ少年に成長したのですが、TVシリーズはそこからスタートなんですね。そういうところがまだ出来ていないよと言われて…。
最初の頃は、そのあたりの演じ方に戸惑いましたね」と田谷。登場キャラクタ-の中でも、特に目に見えて成長を感じさせるヒックという役を演じる分、苦労などもあったようだ。
一方、アスティを再び演じることになり、TVシリーズが始まる前に一度映画を観て、演じ方を再確認して臨んだと話す寿。それでも「不思議なもので、時間が経っているということもあり、真似るではないですが、(映画の)アスティをイメージしながら演じると、また違うアスティになってしまって…。なので、映画の続きというよりは、イチからもう一度アスティを作るという感覚が強かったですね」。
今作のTVシリーズ後、続編となる劇場版第2弾、第3弾の制作が決定している『ヒックとドラゴン』シリーズ。田谷と寿、共にずっとヒックとアスティを演じていきたいと語る。「続けて演じることで、わかってくることもあります。ヒックの気持ちを理解して演じることができるようになったからこそ、彼も深くなっていくのかなと思います」と述懐する田谷。初めてアスティを演じたときは19歳だった寿は、自身とアスティを重ね「どのくらいまで演じることができるかはわからないですが…」と前置きし、「経験の少ないところから始まり、人生もどんどん深まっていくからこそ出てくるセリフだったり、共感できる部分が出てくると思うので、もっともっと彼らを見ていたいですね」と本作への思いを語った。
田谷、寿が劇場版から引き続き吹き替えを担当する『ヒックとドラゴン~バーク島の冒険』は、カートゥーンネットワークにて絶賛放送中。9月29日には前半9話一挙放送も予定。
(取材・文・写真:鈴木沙織)
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