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舞台は新たな大統領の誕生に沸く、首都・ワシントン。新大統領誕生の立役者であった下院議員フランクは、大統領選への協力の見返りに、国務長官のポストを約束されていた。だが、大統領と首席補佐官の裏切りに遭い、その約束は突然反故。彼の怒りと失意は、新たなる政治のパワーゲームへと駆り立てる――「今後のルールは ただ1つだ。“この屈辱を忘れるな”」。
今年のエミー賞で9部門にノミネートされ、さらにデヴィッド・フィンチャーが監督賞を受賞した『ハウス・オブ・カード』の魅力は、『半沢直樹』同様、視聴者がクギづけになるストーリー展開だけでなく、これまでのドラマ・シリーズの常識を打ち破ったことにある。製作総指揮を務めるのは、『セブン』『ドラゴン・タトゥーの女』で知られるヒットメイカー、デヴィッド・フィンチャー監督。『ソーシャル・ネットワーク』『ゾディアック』といった一風変わった人間ドラマも得意とする彼が、ストーリーの基盤となる、第1章と第2章の演出も手掛けているだけに、まさに映画ファン必見といえるだろう。
そして、ダークヒーローと化す主人公・フランクに扮するのは、『アメリカン・ビューティー』のオスカー俳優、ケヴィン・スペイシー。冷酷無比な連続殺人鬼を演じた『セブン』以来、18年ぶりのフィンチャーとのコラボとなった本作では製作総指揮も兼ねており、知的でクール、それでいてどこかユーモラスな男を熱演している。また、彼の美しい妻・クレアを演じるロビン・ライト、野心的な新米新聞記者ゾーイを演じるケイト・マーラなど、魅力的なキャスティングが実現した。
しかも、本作の製作費はドラマとしては破格の100億円。
自らの影響力や人脈、さらにマスコミの力を利用、法律ギリギリの手を使うことによって、大統領失墜の陰謀を企てていくフランク。ダークな「半沢直樹」の復讐劇は、果たして「何倍返し」となるのか?
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』はNOTTVにて10月5日23時より、イマジカBSにて10月9日23時より放送開始。