俳優の船越英一郎が主演を務める、テレビ東京連続ドラマ『刑事 吉永誠一 涙の事件簿』の第1話完成披露記者会見が9日、都内スタジオにて行われ、新しく“相棒”役に抜擢された小泉孝太郎中山忍平山あや、眞野あずさら豪華キャスト陣が集結し、撮影時のエピソードや抱負を語った。

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 『刑事 吉永誠一 涙の事件簿』は、2004年に2時間ドラマの人気シリーズとしてスタートし好評を博した。
テレビ東京の現代劇で、ゴールデンタイム枠としては13年ぶりの連続ドラマ放送となる。

 連続ドラマ化にあたり、主演の船越は「2時間ドラマとして10年間吉永誠一を演じてきた。連続ドラマになることになり、感動と感謝でいっぱいです」と感無量な様子。今回から船越は小泉孝太郎という新たな相棒を迎えており、「2時間ドラマとは違った味つけがなされています」と意気込んだ。船越は、正義感溢れる人情味のある刑事を熱演しており、「吉永は、情熱家ゆえの愚直さが最大の長所で、俳優としてのぼくのポリシーは“手を抜かない”ということ。そんな部分が吉永と共通しているかな」と語った。

 船越の妻役を演じてきた中山は「今年、デビュー25周年になりますが、10年は船越さんの妻を演じてきたことになります。感慨深いものがあります」と語り、さらに「演じていて気持ちが優しく、明るくなれる役です。今後も吉永家を照らすあったかい存在でいられれば…」と語った。

 一方、船越の相棒役に決定した小泉は「完成された世界観のある作品に参加させていただいて、信じられない思い」と喜びをあらわにした。現場の温かい雰囲気もすっかり気に入った様子で「毎回、現場に入ると、船越さんのご自宅にお邪魔している感じがします」と現場の居心地の良さを語った。また、「吉永のように情で動くタイプではなく、ぼくの演じる鑑(かがみ)刑事は理で動くタイプ」と自身の役柄を説明。
今後、船越と小泉の相棒ぶりが見どころのひとつとなる。

 平山も優秀な女鑑識官の役で新キャラクターとして参加。「和気あいあいとした温かい現場で、毎日楽しくやっています。かっこいい役なので、見習いたい」と笑顔でコメント。平山は船越の事務所の後輩でもあり、現場で船越から演技の指導も受けていることを明かしていた。また、船越の上司役の眞野は「大人の女性で難しい役ですが、懐の深いかっこいい役。気に入った役なので、同化できるように努力しています」と語った。

 タイトルにもあるように吉永刑事の涙のシーンが毎回用意されている。船越は「ドラマを見て、吉永と同化して一緒に泣いてほしい。そして、泣いた後に、涙の意味を考えて欲しい。ぼくが一番観たいドラマが出来たと思います」と自信を込めてメッセージを送り、会見を締めくくった。

 ドラマ『刑事 吉永誠一 涙の事件簿』(毎週金曜19時58分~)は、テレビ東京にて10月11日19時58分より放送開始。
初回は2時間スペシャル。
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