声優田中敦子園崎未恵、木崎文智監督が、22日、第26回東京国際映画祭で特別招待作品として上映された『ベヨネッタ ブラッディフェイト』の舞台挨拶に出席した。

【関連】豪華出演者が勢揃い!第26回東京国際映画祭グリーンカーペット フォトギャラリー

 本作は、全世界を熱狂の渦に巻き込んだアクションゲーム『ベヨネッタ』を原案にした長編アニメーション。
『アフロサムライ:レザレクション』で日本アニメ初となるエネミー賞ノミネートを果たし、世界的注目を集める木崎監督とアニメーション企画・制作のGONZOが衝撃の映像体験を展開する。

 主演のベヨネッタの声を演じた田中は、「2009年のゲームが発売された当初、PVでやらせていただき、(その時に)恋をしました。4年かかってやっと融合できたので、私自身が昇天するように、楽しくできました」と配役を喜び、「内面的な苦悩、500年間の葛藤とか、何かに突き動かされて闘いに挑んで行くっていう、女性的な揺れ動きが内面からにじみ出てくるのが魅力」と自身の役柄を説明した。

 一方、園崎は「原作のゲームが世界的に有名ですし、(ゲームの)看板を見た時からかっこいいと思っていました。それに参加できることがうれしかったし、原作のファンの方を裏切らないところで頑張っていきたいなと思った」と話す。さらに、「(この作品は)アクションシーンがウリだと思うのですが、すごく早いので台本を追っていくと過ぎてっちゃうんですよね。瞬発力が必要だというのは大変でした」と収録時の振り返った。

 木崎監督は「まさかこういった映画祭に招待されるなんて思ってなかったし、グリーンカーペットも歩けて、こういう舞台挨拶もできると思っていなかったので、それだけでうれしく思っている」と本音をぽろり。そして「とにかくゲームがものすごい密度の作品なので、これをアニメ化するというので現場も普段の倍以上の労力が必要だったと思ってます。原作をアニメーションで少しでも落とし込めていれば幸いかなと思って作りました」と作品への強い思いを語った。

 自分が魔女であること以外、記憶を持たないベヨネッタは、襲い来る天使を狩る日々を送っていた。そんなある日、突如舞い込んだ情報によって、失われた記憶を求めて宗教都市ヴィグリッドへ旅立つことに。
ベヨネッタの過去を仄めかす妖しい女、父の仇と追ってくるジャーナリストの男、彼女をマミーと慕う幼い少女など、過去の記憶を呼びさます数奇な出会いをしたベヨネッタ。ベヨネッタの失われた記憶には、一体何が隠されているのか。

 『ベヨネッタ ブラッディフェイト』は11月23日より、シネマサンシャイン池袋ほか全国10劇場にて2週間限定公開。
編集部おすすめ