最新アルバム『New』を世界同時リリースした世界屈指のミュージシャン=ポール・マッカトニーが、長年噂されているヨーコ・オノとの不仲説について発言。二人の間にわだかまりはないようだ。


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 ザ・ビートルズが解散した原因をジョン・レノンの妻ヨーコが作ったとして、長年にわたりポールとヨーコの確執が取り沙汰されてきたが、米「Rolling Stone」誌の表紙を飾ったポールは特集記事の中で、ヨーコ・オノについて折り紙付きの「badass(強者)」と語ったという。「badass」は我が道を行く格好いいヤツ的な意味合いで好意的に使われることが多い単語でもあり、ヨーコに対して苦々しい感情は抱いていないそうだ。

 「思ったんだよ。『ジョン(・レノン)がヨーコを愛しているなら、それは何か特別なことのはずだ。彼はバカじゃない』とね」とポール。「どうしろっていうんだい? もともとそんなにない恨みをいつまでも抱くとでもいうのかい?」。

 ポールはまた、ザ・ビートルズの他のメンバー=ジョージ・ハリスンに「そんなこと(ヨーコとの不仲)が君の人生にまとわりつくのは嫌だろう」と言われたことも影響していると語ったそうだ。

 そんな中、ポールは、ジョンを射殺した犯人マーク・チャップマンだけは許せないという。「他の人を全員許せても彼だけは許せないよ。とてもまともじゃない、絶望的な事件を起こした男なんだ。彼を許してやろうとは到底思えない」。

 ポールは11月に11年ぶりの来日公演を予定している。
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