『世界にひとつのプレイブック』『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アメリカン・ハッスル』から、本国でのレビューと監督のコメント、さらに衝撃の初出しスチールが到着した。

【関連】超豪華キャストが揃った『アメリカン・ハッスル』 フォトギャラリー

 AFI Festにてデヴィッド・O・ラッセル監督の業績が称えられ、表彰式が行われた。
その際に『アメリカン・ハッスル』の冒頭6分間がサプライズ上映され、賞賛の嵐を集めたという。

 本作は、1979年のアメリカで実際に起きた収賄スキャンダル「アブスキャム事件」をスタイリッシュかつユーモアたっぷりに映画化。天才詐欺師にクリスチャン・ベイル、ちょっとイッてるFBI捜査官リッチー役にブラッドリー・クーパー、ほか、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナー、ロバート・デ・ニーロなどベテランキャストが豪華勢揃いしていることでも話題となっている。

 公開された冒頭6分間の中で注目を集めたのは、クリスチャンのハゲ頭だ。ハゲを必死に隠すべく、数少ない髪の毛を右から左へと、ヘアピン&ノリ&櫛を使って念入りに一九分けにセットするのだが、口論となったブラッドリーに頭を一撃され、せっかくセットしたスタイルがボサボサに…。さらに、その乱れた頭を、エイミーが優しく撫でて手直しするという、冒頭から笑いを誘う衝撃シーン。

 The Wrapでは「披露されたオープニングシーンは、誰もが目を引くような素晴らしい出来に仕上がっていた。とても面白い上、この先も俳優たちがお互いに噛みつきあっていくんだろうと想像がつく。それから、とにかくみんな見た目が滑稽だ」と絶賛レビューを出している。

 また、デヴィッド監督はクリスチャンの髪について「あんな髪型をしているクリスチャンこそ、この作品のテーマの一つだって言える。人生や人格というのは、いろんなものを組み合わせて出来上がっているものなんだよ」と語り、ハゲ頭を例にあげ、“人生”を説いていた。

 『アメリカン・ハッスル』は2014年1月31日より全国公開。
編集部おすすめ