【関連】2014年カレンダー発売記念イベントを開催した志田未来 フォトギャラリー
志田といえば、ドラマ『14歳の母』に初主演で一躍注目を浴びることに。葛藤しながらも、中学生にして妊娠、出産を経験する女の子という難しい役柄を、真正面から演じた姿は、強い印象を与えた。
「当時は13歳で中学校一年生だったので、そんなにプレッシャーとか感じてなかったですね。周りからどう思われているっていうよりも、頑張らなきゃなって思いの方が強かったです」と当時を振り返る。
当然ではあるが、経験のない妊娠や出産を、13歳で演じるのは難しかったのではないか――。「確かに、お腹に常に赤ちゃんがいる動きとか、普段は意識を向けないところに気をつかってお芝居をするというのは大変だなと思いましたけど、特にその役が難しかったというわけではないのかなと思います」
志田は、デビュー当時から今までの女優として変わったことを聞いても「自分ではそんなに変わっていない」と答え、この当時から今に至るまで、役に対しての向き合い方は変わらないのだと感じさせた。
そんな志田も、今年20歳になった。率直な思いを訊ねると、「心境の変化はまったくないですね。20歳だからといって、何か自分が特別に変わるわけでもないですし」と冷静な答えが返ってくる。「20歳っていうと大人っていう風に言われるんですけど、大人とかあまり意識せずに、自然に大人になっていけたらなって思います。考え方もそうですし、見た目もまだ幼いので、自然に成長していけたら」。
女優として、そして1人の女性としても、確実に「今」を歩いていく。
とはいえ、20歳らしいことも経験済み。お酒は、「最初に、事務所の方に食事に連れて行ってもらって、その時にシャンパンを一口だけ飲ませていただきました」と話し、「まだ強いか弱いかわからないですね、それほど飲んでないので…。でも、お酒の味は慣れてないです」と苦笑い。成人の日の振袖を用意したそうで「着物も決めました。特に凝っているわけでもないですし、普通の緑の着物です」と教えてくれた。
成人式に合わせて20歳を記念した写真集「ありがとう」も発売。「今回は本当にたくさんの衣装を着させてもらったので、撮影も濃かったなと思います」と撮影を振り返ったが、普段着風の衣装から和服、大人っぽいドレス姿まで、様々なシーン、表情の志田が映し出されている。そして、「撮影していて楽しかったのは、水の中で遊んでいるときです。今まで、水の中に入って撮影ってなかったので、表情はすましてますけど、すっごいはしゃいでる写真ばっかりだったと思います」と、印象に残った撮影を思い返した。
「今、この年で演じられる役をやってみたい。小学校のときはランドセル背負っている女の子、中学校のときは中学生の女の子、高校生のときは高校生の役を、年齢に沿った役をやらせていただいてきたので、これからは就活に悩む子とか、そういう年齢に合った役をやってみたいなと思いますね」と真っ直ぐな瞳で今後の女優業への思いを話す。
志田未来の20歳を記念した写真集「ありがとう」は1月11日発売。