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これまでに『ディパーテッド』や『シャッターアイランド』など5作品でタッグを組んでいるディカプリオとスコセッシ監督。
一方、ディカプリオから熱望されてメガホンをとったスコセッシ監督は、「レオのやる気と情熱が大きかった」と今作を引き受けた理由を語る。「みんなここにいたい、ここで仕事したいと思っている現場」と撮影時を振り返り、「ジョーダンのリアルな姿を映すというのではなく、考え方をスクリーンに映し出したいという指針で撮った」と演出意図を説明。「娯楽性はあるけれど、きわめて真面目な作品」と評した。
ディカプリオとは初共演となるジョナからは、「寿司を食べるシーンで、本当はレオが『ハマチを食べろ』というはずだったんだけど、僕が先に言ってしまったので、レオはずっとハマチを食べることになってしまった」と撮影の裏話も。ディカプリオは、「最終的に50枚も食べたよ」と苦笑いで、「気持ち悪くなってしまった」と話して会場の笑いを誘った。
この日の会見は、ウォール街を舞台にした本作にちなんで、東京証券取引所で開催された。ハリウッドスターとしては初めてのことで、ディカプリオは「この作品にふさわしい場所」と感激した様子で話した。
本作は、26歳で証券会社を設立し、人の心を掴む才能と話術で、貯金ゼロから年収49億円を稼ぐ億万長者となった実在する人物、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した作品。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の成功と破滅を描く。
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は1月31日より全国公開。