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平成ライダーが主婦層にウケる最大の理由は、主人公がイケメンであること。ここは揺るがないだろう。『仮面ライダーカブト』の水嶋ヒロ、『仮面ライダー電王』の佐藤健、『仮面ライダーフォーゼ』の福士蒼汰など、演じていた当初こそデビュー間もない若手だったが、今や人気実力派俳優へと成長。現在、ライダー枠は“若手俳優の登竜門”と称されるほど、各芸能事務所が注目しており、これから売り出そうとしている事務所イチオシの俳優をもってくる。視聴者からしてみれば、超青田買い、“私だけが知っている”という優越感を満たすには十分だ。
そんなイケメンとアクションは抜群に相性がいい。しかも、平成ライダーは女性が好きな“細マッチョ”がほとんどのため、殴る、蹴るの肉弾戦はクールでスマート。例えば、『仮面ライダー鎧武』を演じる佐野岳は、運動能力を競う企画番組で総合優勝してしまうほど、抜群の運動能力の持ち主。そんな佐野がスピードを生かしたアクションを披露すれば、「きゃーっ!!」と口にしないまでも、正反対ともいえる夫を横目に、気付けばライダーに熱視線。もちろん、イケメンなのだから、番組に対するテンションも自然と上がるのは言うまでもない。
また、平成ライダーになってからは、メダルやウィザードリング、カードなど、変身に用いるアイテムが多彩化。
そして、平成ライダーは抜群のコミュニケーションツールになっていることも特筆しておきたい。ママ友や子どもの同級生など、話のきっかけを作ろうとしなくても、ライダーグッズ1つで、「僕はウィザードが好きなの」「僕は鎧武!」といった具合に子どもたちは寄ってきて、話の輪も自然と広がっていく。便利なツールの1つとして、男の子を持つ母にライダーは欠かせないのである。
そんな魅力にあふれた平成仮面ライダー。現在、3月29日全国公開の『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では、昭和ライダーが勝つのか、平成ライダーが勝つのか、映画のエンディングを決める投票を行っている。昭和生まれであっても、子どものために平成に1票入れておきますか。
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