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話題作への出演が相次ぎ、今最も注目される若手俳優の一人となった福士。今回、いよいよ声優初挑戦を果たした。「声優というお仕事はいつか挑戦してみたいと思っていました。でも自分に務まるのかなという不安もあって。色々な気持ちが交差していました」と素直な気持ちを吐露。一方のパトリックは、「やっと来たか! という感じ。もともと僕は、役者志望だったから、やっと本格的な声優デビューができると思い、嬉しかったですね」と大きな笑顔を見せた。
高さ635mの高層タワーの展望台で起きた、ありえない距離からの狙撃事件の謎にコナンが挑むこととなる本作。福士とパトリックは、元米軍特殊部隊の部員で、スナイパーとなんらかの関わりがある男を演じている。劇中では、英語での長セリフにもトライした福士。
隣で照れ笑いをのぞかせる福士だが、「英語は一番、好きな教科だった」とか。「中学1年生の時に、先生から英語の発音を褒められて。単純なんですけど、それで英語が大好きになったんです(笑)。それからは、教科書をもらうたびに、バーッと文章を読み進めていって、わからない単語を調べたりして」と、自発的に英語を勉強していたという。さらには、「でも僕は、海外にもほとんど行ったことがなくて。不安もあったんですが、パトリックさんが隣で細かい部分も教えてくださったので、今回ご一緒できて本当に良かったです」と、パトリックに助けられた部分も多かったようだ。 原作誕生20周年を迎えたコナンだが、福士も現在、20歳。パトリックは、来日してから20年という、不思議な縁で結ばれた3組でもある。福士は「どの世代にも愛される要素が詰まっている」と、20年という年月、第一線を走り続けるコナンの魅力を分析。「パトリックも「コナンくんは、成長しないのに、成長し続けているよね」とニッコリ。
続けて、「他のアニメと違って、みんな“卒業”をしないんじゃないかな。『え~、お前まだあのアニメ見てるの?』と言われることって、コナンに限ってはないんじゃないですか? 今回の映画でも、チェイスシーンやアクションシーンがすごく良くて、香港映画を見ているのかと思うくらい! 僕らが演じたキャラクターも、深い過去を持っていて、むしろ大人たちが考えるような材料をくれる人物。『子供向けだから』と、甘えている作品ではないですよね」と、今回の劇場版も大人が楽しめるエンタテインメントになっているという。
コナンの魅力にどっぶりとハマった2人だが、好きなキャラクターを聞くと、「工藤新一が好きなんです。格好良いですよね!(毛利)蘭が一途になる気持ちもわかります」と福士。「女性キャラクターなら? 灰原さんはいろいろと難しそうだし(笑)、蘭ですかね。新一に対する一途さは、すごく素敵だと思います。でも僕は、女性を守りたいタイプなので、蘭ほど強くなくても良いです」と、女性に強さは求めないとか。するとパトリックがすかさず、「僕は、蘭さんのような強い女性は大好きです!」と告白。もちろん一番の理想の女性像は、奥さんのようで、「辛い時は、奥さんと子供写真を見ているんです」と家族思いの一面も教えてくれた。
ターボ付きエンジンスケボーなど、お馴染みの武器も劇場版では大活躍するが、2人にとって“武器”となるものは何だろう?パトリックが「僕はハーバード大学の卒業証明書かな! いざという時は、あれを出せば!」と名門大学卒の経歴をちらつかせると、2人で顔を見合わせて大爆笑。「本当はね、“笑い”だと思っています。
福士は「やっぱり、英語を武器にしたいですね」と真剣な眼差し。「この仕事をするようになってからだいぶ良くなってきたんですが、僕は昔から人見知りで。海外の方とコミュニケーションをとることで、それも克服できるだろうし、いろいろな経験にもなると思うんです。海外で俳優の仕事もぜひ、やってみたいですね!」と、視野を広げることに前向きだ。そんな福士にとって、パトリックとの共演は大きな刺激となったはず。ぜひ2人の声の演技にも注目して、“コナンワールド“を存分に楽しんでほしい。(取材・文・写真:成田おり枝)
『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』は、4月19日より公開。