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1992年にオーストリアで初演されたミュージカル『エリザベート』が宝塚で演じられたのは1996年。少女エリザベートが皇后になったことで辿る数奇な運命に、人間である彼女を愛してしまった黄泉の帝王トート(死)というキャラクターを配した本作。宝塚版はトートを主役にし、独自の装置と衣装、振付によって人気演目へと成長させた。
「少し不安というか、緊張気味です」と本音を漏らした明日海。だが、リーヴァイは次のように称賛した。「明日海さんはカリスマ性があって、まさにこの役に必要なファンタスティックな雰囲気を持っていらっしゃる。歌も踊りも素晴らしいし、動きそのものがステキですし、パーフェクトなトート。ホントニホントニ(日本語で)。蘭乃さんは当時の女性の中でもっとも美しい人のひとりエリザベートを体現するのにふさわしい美しさと空気を持っている」。
リーヴァイの言葉を笑顔で聞いていた明日海は「私自身は感情が前に出にくいタイプですが、今回は逆をいって感情の激しい揺れを前面に出していきたいと思っています」と意気込みを口に。
出演はほかに、エリザベートの夫である皇帝フランツ・ヨーゼフ役に専科の北翔海莉(ほくしょうかいり)、エリザベートの暗殺者で狂言回しのルイジ・ルキーニを望海風斗(のぞみふうと)が演じる。
宝塚歌劇団花組公演『エリザベート‐愛と死の輪舞(ロンド)‐』は、東京宝塚劇場にて10月11日(土)から11月16日(日)まで公演。