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『あしたになれば。』は、大阪・南河内を舞台にした甘酸っぱい青春群像ストーリー。グルメコンテストに出場する高校生たちの瑞々しい奮闘ぶりを描いている。
「この役に関しては自分とほとんど変わらないです。関西弁でいうと“いちびり”です。役作りとかほとんどやってないですね」と断言する葉山。キャストは同世代の俳優で固められており、アドリブも多く、和やかな現場だったという。「でも、主役の小関(裕太)くんは僕とは正反対で真面目なタイプ。
同性でもうっとりしてしまうような端正な顔立ちだが、表情豊かで気取りがない葉山。元々は大阪府出身で、小学校2年のときに親の仕事の関係で上京した。それでも家に帰ると今でも関西弁になるそうだ。また、子どものころから好奇心旺盛。小学生からピアノやギター、キックボクシング、合気道など数多くの習い事をしていたという。
小栗旬に憧れて、小栗と同じ事務所に入った。「最初は、台詞回しとか小栗さんの真似ばっかりしていました」とデビュー当時の自分を振り返る。「でも、そうしているばかりではダメだと思って、今はちょっとづつ、自分のやり方を探しています。
最近は高視聴率を叩き出している朝ドラ。プレッシャーはないのだろうか。「むしろ、がむしゃらにやっています。共演者の皆さんのアドリブがすごいんですよ。
演技の話になると葉山は真剣な表情に変化する。「クランクイン前はこの人はどう生きてきたのかとか、いろいろ考えるけど、現場では考えないようにしています。感情は現場で出てくるものじゃないとダメなんじゃないかと。考えすぎて、違った表現するとショックが大きいんです」。その鋭い眼光が朝ドラ出演の決め手になったのかもしれない。
映画『あしたになれば。』は2月14日(土)より大阪・あべのアポロシネマにて先行公開。3月21日(土)より東京・角川シネマ新宿ほか全国順次公開。
ヘアメイク:コウゴトモヨ
スタイリスト:EIKI
現場スタイリスト:森内陽子