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終戦時に10歳以上だった、戦争の記憶がある世代の人口は、この15年でほぼ半減している。
ハワイと長野へ取材に行った小栗は、真珠湾攻撃に参加した元ゼロ戦パイロットや、パールハーバーで沈められた米海軍戦艦アリゾナの元乗組員などに話を聞き、「あの真珠湾攻撃を実際に体験した方から直接お話を聞くことができ、本当に貴重な体験をさせていただいた。ぼくたちは戦争というものを体験したくはないし、世界からも争いがなくなってほしいと強く強く思う」とコメント。
また、神風特攻隊の生存者に会った福士は「今も仲間の声が聞こえる、顔が思い浮かぶ」という言葉に涙が止まらなくなる場面も。「戦争の悲惨さや戦争をしてはいけないということはわかっていましたが、具体的にどうすればよいのかという答えがわかりませんでした。今回、『まずは家族を守ろうよ』と言われて…。そういう気持ちを持ち続けていけば平和な世の中になっていくと思いました」と新たな学びを語った。
沖縄へ飛んだ有村は、悲惨な戦地を生き抜いた一人の女性と出会い、激戦地で家族とはぐれ、たった一人で戦場をさまようことになった幼い頃の体験を聞くことに。松坂は1万人の日本兵のうち、生存者わずか446名というパラオの激戦地ペリリュー島へ飛び、生存者のうちの1人にインタビュー。広瀬は、特攻隊員の男性と恋文を交わした女性を訪ね、当時の若者の恋を追体験する。