自動車修理に訪れた親子が狂犬病にかかったセントバーナード犬に襲われる恐怖を描く映画『クジョー』。車の中に逃げ込んだ親子めがけ、荒れ狂うセントバーナード犬が車に体当たりしてくる姿が印象的だが、Filmschoolrejectによると、このスティーヴン・キング原作の傑作ホラーにリブート企画が持ち上がっているという。


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 1983年版『クジョー』の製作会社に名を連ねるサン・クラシック・ピクチャーズの代表で、映画『ハードボディ』(未)の監督を務めたラング・エリオットが、リブートの監督を務めるそうだ。現在は映画としてリブートする予定のようだが、配給が決まらなければリミテッドシリーズ化かDVDスルーになる可能性があるという。

 リブート版のタイトルは『C.U.J.O』と頭文字。「Canine Unit Joint Operation」の意味らしく、警察犬か似たような部隊の登場を示唆しているが、あらすじなどの詳細は不明。リブート版と言われる同作が、どこまで原作や1983年映画版の流れを受けているかも未知数だ。発表されたプレスリリースには、ホラー映画『イン ザ ウッズ』(未)のDJ・ペリーが主演に決まっていると記載されているとのこと。

 2000年代に入り、監督のエリオットには新作らしい新作がないことや、俳優の知名度がないことから、メジャー映画にはならないという憶測も飛んでいる『クジョー』リブート。果たしてどのような作品が出来上がるのか。1983年の映画版『クジョー』ではルイス・ティーグ監督のもと、映画『E.T.』(02)でエリオットの母親メアリーを演じたディー・ウォーレスが、我が息子を守るため必死に戦う母親ドナを演じた。
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