SF映画の金字塔『エイリアン』シリーズ。その主人公エレン・リプリーはアクション・ヒーロー(ヒロイン)としても人気が高く、同シリーズには欠かせないキャラクターだが、そのリプリーを演じたシガニー・ウィーバーが『エイリアン3』(92)で自決したのは、『エイリアンVS.プレデター』(04)のせいだったそうだ。


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 Radio Timesによると、現地時間19日にロンドン・フィルム&コミコンに出席したシガニー。『エイリアン3』でリプリーが死ぬことになったのはシガニーの選択だったのか?という質問に対し、「そうね。FOXが『エイリアンVS.プレデター』を製作すると聞いたからよ。『エイリアン』シリーズをとても誇りに思っていたから本当に気が滅入ったわ」と明かした。

 アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『プレデター』(87)に登場する地球外生命体プレデターと、エイリアンが対決するクロスオーバー映画『エイリアンVS.プレデター』が製作されたのは結局2004年だったが、コミック版が1990年に出版され、ビデオゲームが1993年にリリースされた。

 シガニーは「ビデオゲームをベースにした映画を作ることに何の文句もないけど、当時も(『エイリアン2』監督の)ジェームズ・キャメロンが確か公然と“なぜそんなことがしたいんだ?”と言っていたでしょ。まるでエイリアンと狼男を出くわせるようなものだった」と、シガニー自身も反対していたことを語った。

 シガニーいわく、『エイリアン』(79)の監督リドリー・スコットは3作目で再び監督する気になっていたが、『エイリアンVS.プレデター』が製作されることを知り取り止めたという。シガニーは「製作する価値がある以上に多くの問題を引き起こしたと思う」と結論付けたという。
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