シリーズや「戦国BASARA」シリーズの主題歌を担当するなど、多くの作品に深く関わっており、アニメやゲームファンから絶大な支持を受けている。
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そもそも、T.M.Revolutionの名前を一躍世に知らしめたのが、アニメだった。1996年、3rdシングル「HEART OF SWORD ~夜明け前~」がアニメ『るろうに剣心 ‐明治剣客浪漫譚‐』のテーマソングとして起用されたのだ。
このヒットをきっかけに大ブレイク。CD売上でもミリオンセラーを達成し、超一流のミュージシャンとして揺るがぬ地位を築いていく。
西川の名が、再びアニメファンの間で話題になったのは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』OPテーマソングとなった「INVOKE ‐インヴォーク‐」と、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』OPテーマソングの「ignited ‐イグナイテッド‐」。
楽曲自体の良さはもちろん、T.M.Revolution自身がもともと大のガンダム好きを公言しており、自身も声優として出演。純粋にいちファンとして作品に接する姿が、アニメファンに好意的に受け入れられた。 その後、ゲーム『戦国BASARA』シリーズのテーマソングも担当。こちらもファンから熱い支持を受けている。
同ゲームの制作を手がける小林裕幸プロデューサーは、T.M.Revolutionを「プロデューサーである」と評価する。
「主題歌だけでなく、作品がどのようになっていくのが良いか、T.M.Revolutionが『戦国BASARA』とどのように歩めばいいのかを理解していただいており、本当にプロデューサーだなあと思います。本当に『戦国BASARA』を愛していることが、100%以上わかるからこそ、作品のファンにも愛されるのではないでしょうか」
T.M.Revolutionは、自らが担当した作品はもちろん、そうでないアニメやゲームについてもTwitterで熱く語ることが多い。その発言や内容は、超有名ミュージシャンというよりも、むしろ熱心なオタクそのものだ。
アニメ・ゲームファンの目はシビアである。本気で作品を愛していない知ったかぶりの発言はすぐに見抜かれてしまう。T.M.Revolutionが今も昔もアニメ・ゲームファンから愛されるのは、彼自身が本気で作品を愛していることがしっかりと伝わってくるからなのだろう。