【関連】近藤真彦&東山紀之『徹子の部屋』放送1万回目に登場、交友を語る
近藤の楽曲の中で、多くの作詞を手掛けてきたのが直木賞作家・伊集院静。同アルバムは、近藤の芸能生活35周年を記念し、伊集院による作詞曲24曲を、改めてレコーディングしたもの。
近藤は、かつて芸能生活を学校の部活程度のものと考え、真剣さを欠いていたことを明かしながら「伊集院さんの歌を歌ったときに、“僕にはこれ(芸能生活)しかない”と思わされました」と伊集院の詞が人生の指針になったことを語る。
また、若き日のヤンチャも暴露された近藤。「ロケ先のホテルにビリヤード台を入れさせた」「寮の玄関から自分の部屋までバイクで移動した」など数々の“マッチ伝説”に「そういうこともありましたね…反省しています」と苦笑いを浮かべる。
さらに、歌手・美空ひばりとの共演の際、華美でない格好でリハーサルに臨んだ美空を本人だと認識せずに「おばちゃん(歌)上手だね」と発言し、本人に聞かれたエピソードを告白。「謝罪に行ったときにひばりさんは“素の少年に、率直にうまいと言ってもらえたことはうれしい”と言って、その後よくかわいがってもらえましたね」と、その真相を語った。
かつてレーサーとしても活動していた近藤は、レーサーになったきっかけについて「アイドルという立場と、年齢のギャップを自分で感じるようになったこともあって、レースの方に逃げよう、という思いも正直なところはあったんじゃないか」と当時を振り返る。
「一時期は“マッチ”“ギンギラギン”と言われることに対して“勘弁してほしい”と思った時期もあったけど、今となっては、それは僕にとっても宝物だと思っています」と、多くの経験を経て今の思いに至ったようだ。