11月11日に1stブルーレイ&DVD『4133』をリリースする女優・平祐奈。翌12日に17歳になる彼女の、16歳の素顔が詰まった本編に「夏に千葉のおばあちゃまのおうちで撮影しました。
姉も兄も甥っ子もいるところに、スタッフさんとカメラが入っただけなんです。ちょっと不思議な感じでしたけど、普段のままの私を映してもらいました」と感想を漏らす平が、自分自身を語った。

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 「ジャケットの表と裏表紙はお姉ちゃんが撮ってくれたんです。タイトルの『4133』は、おばあちゃまの家の番地。数字を足すと(発売日の)11になるし、“ヨイミミ”とも読めていいでしょ(笑)」とダジャレ好きな平らしい発言で場を和ませる。普段から、姉・平愛梨を含む6人兄弟のことや、家族についても隠さず口にしてきた平。「いつもの夏休み」と銘打った本DVDからも、裏表のない平を育んできた家族の存在が伝わってくる。

 水着になって海で遊ぶシーンや、料理好きな平がキッチンに立つところ(カメラ目線でのおしゃべりも)、姉・愛梨がカメラを携えた映像もお楽しみだ。「兄弟の中で私だけ、年が離れていて、生まれて8ヵ月でおばさんになったんです。姪っ子の蓮奈は妹みたい。おばさんなんて呼ばせません(笑)。ふたりで一緒にお風呂に入ろうとしていたときには、お姉ちゃんが急にカメラを持って入ってきて。
ビックリしました! ああいう、ちょっと驚くようなことを、お姉ちゃんはよくするんです(笑)」。姉だからこその、突撃取材が収められている。 是枝裕和監督の『奇跡』で女優デビューした平。今年は『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』で映画初主演を果たし、『JKは雪女』で連続ドラマ主演を務め、ぐんと大人っぽい表情を見せるようになった。

 「お仕事を始めてから感じるのは、人生が変わっているんだということ。本当は大学まで行くはずだった学校から転校して、今の道を選びました。この道でよかったなって、改めて思っています。『案山子とラケット』では、撮影期間、初めてすべての日に参加することができて、これまで以上に達成感や満足感、みんなでできた!という気持ちを感じることができました」。

 目標は映画女優と言い切る。『紙の月』では、憧れの宮沢りえの少女時代に扮した。「試写会のときにお会いして、素敵でしたよって声をかけていただいたんです。ものすごくうれしくて感動しました」。


 さて、本編にも登場するが、本人曰く自分は“おばあちゃん”ぽいのだとか。「周りからも言われますよ。好きなことが渋いらしくて。日本が大好きで、や日本茶、御朱印集めなんかが好き。梅干しも大好きで、小さなころから毎朝、あったかいお茶に梅干しを入れて飲んでいます。そのおかげで風邪もひかないんです。お茶と梅干しが健康の秘訣ですね」。

 休みの過ごし方も告白。「明治神宮やお寺に行ったり、美術館に出かけたり、好きなことに没頭します。家でゆっくりということはないですね」。そんな平に17歳になったらやりたことを尋ねた。「17歳といえば、花のセブンティーンなので、お花をたくさん観に行きたいです。
お花畑に一眼レフを持っていって、たくさん写真を撮りたい。あと、自分もお花畑の中で撮ってもらいたいから、それはお姉ちゃんに撮ってもらおうかな(笑)」。子供っぽさと大人びた表情が同居する平から、目が離せない。(取材・文・写真:望月ふみ/ヘアメイク:丹澤由梨子

 平祐奈の1stブルーレイ&DVD『4133』(ブルーレイ 4700円+税、DVD 3800円+税)はポニーキャニオンより11月11日発売。今回発売を記念して、11月21日三宮VIVRE(兵庫県)・11月22日渋谷モディ(東京都)にてイベントが実施される。
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