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本作は、未知の世界“デジタルワールド”に飛び込んでしまった少年少女たちと、そこで出会ったパートナーとなるデジモンたちの冒険を描き人気を博した『デジモンアドベンチャー』の続編で、『デジモンアドベンジャー』から6年後の世界が舞台。デジタルワールドを冒険した“選ばれし子どもたち”が高校生となった姿を描く。シリーズ第2章となる本作では、第1章「再会」でのアルファモンの出現から時が流れ、またしてもお台場に感染デジモン、オーガモンが現れる。
実に、15年に渡って、ゴマモンの声を担当し続けてきた竹内は、「15年も経ってたんだとびっくりしましたけど、純粋に、ただうれしかったです」と、オファー時を振り返る。そして、今シリーズでは、高校三年生になった丈の成長について、「想像通りでした」と笑う。「男性は言うほど、変わらないだろうなって思っていたら、その通りだった(笑)。ただ、もし大学受験がうまくいったら、大学デビューするんじゃないかって、密かに心配してます(笑)」。
まるで母親の気分で心配する竹内だが、自身が演じるゴマモンと丈との関係性については、「恋人にならないように気をつけましたね。(本作では)まるで恋人みたいなやりとりがあったりするので、あくまでもパートナーであり、男同士の心の繋がりだということを意識しました」と話しており、その絶妙な関係性にも注目してもらいたい。 本シリーズから選ばれし子どもたちのキャストは一新され、城戸丈を演じることになったのが池田だ。普段、俳優としての活躍が目立つ池田だけに、アニメのアフレコ、しかも本作ではメインキャストとして登場する役柄を演じるのは、プレッシャーも強かったのではないだろうか。池田に聞いてみると、竹内から「ないです!そんなものはないです!」という即答が。
とはいえ、初代シリーズのキャストを意識することもあったようで、「これまでに作られてきたキャラクターイメージは、引き継いでいきたいなと思ってます。そのキャラクターの、昔と今の繋がりを感じてやるようにしています」と明かしてくれた。
本作はまだ第2章。今後、さらに4章の制作が決定している。竹内は、本作は「起承転結の起の部分が、大きくなったっていう感じ」と説明すると、「この作品は、これで完結ではないので、最後まで一緒に楽しんでいただきたいです。ハパルモンがギリギリのところをついています。とっても面白いですよ」と笑顔で語ってくれた。(取材・文・写真:嶋田真己)
『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』は3月12日より上映開始。