“朝ドラ”俳優・瀬戸康史、仲村トオルと舞台共演「何が何でも食らいつく」

2016年03月23日(水)17:35

　NHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演し注目を浴びる俳優・瀬戸康史が、『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』で仲村トオルと舞台共演を果たす。本作は、前川知大が脚本・演出を務める「奇ッ怪」シリーズの第3弾だ。

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　「奇ッ怪」シリーズは、2009年より継続して上演され、第2弾「現代能楽集VI 『奇ッ怪其ノ弐』」で第19回読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞等を受賞。今作は民俗学者・柳田国男による逸話「遠野物語」を劇化し、河童や天狗といった妖怪たちから、死者、神に至るまで、様々な異界のものたちと生きてきた人々の記憶の集積を描く。

　前川が主宰する劇団イキウメ作品はほぼ欠かさず観劇するほど、その世界観に惚れ込んでいるという瀬戸は、「今作で初めてお芝居でご一緒でき、喜びはもちろん、妖怪や神が住む森に迷い込んだ遠野の村人のように凄いところに足を踏み入れたようなワクワク感、そして少しの不安や恐怖…今はそんな心境です」と喜びと共にプレッシャーも感じている様子。

　また、今回の共演者について、「仲村トオルさんをはじめ素晴らしい演者の皆さんの中でお芝居できることを幸せに思いますし、何が何でも食らいついていきます。そんな奇ッ怪な世界を皆さんにも体感していただきたいと思います」と並みならぬ意気込みを語る。
　
　シリーズ第2弾にも出演した仲村は、「天才・前川知大が、昔の遠野のことを話しながら、たった今の真ん中のことを語ってしまう。そんな奇跡をまたやらかす！その力のひとつになり、その場に立ち会いたいです」と前川作品を称賛しつつ、舞台に向け期待を寄せた。

　出演は瀬戸と仲村のほか、山内圭哉、池谷のぶえ、安井順平、浜田信也、安藤輪子、石山蓮華、銀粉蝶らが名を連ねる。舞台『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』は世田谷パブリックシアターにて10月31日より11月20日まで上演。

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