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米ニューヨーク州出身のパティは子役として女優のキャリアをスタート。『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で16歳の時に当時としては史上最年少でアカデミー賞助演女優賞に輝いた。その後、自身の名前が付いたシットコム『パティ・デュークショー』や『いとしのチャーリー』などのテレビ映画などに出演。俳優アル・パチーノの映画デビュー作『ナタリーの朝』(70)では主演を務め、ゴールデン・グローブ賞を受賞した。また1979年にリメイクされた『奇跡の人』では、ヘレン・ケラーの家庭教師アニー・サリヴァンを演じた。
パティは4度結婚。3番目の夫で俳優のジョン・アスティンとの間には映画『グーニーズ』(85)や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサム役でお馴染みの俳優ショーン・アスティンがいる。ショーンはパティの死後、自身のフェイスブックに乳児の頃の自分を抱きかかえる母パティの写真を投稿し、「愛してるよ、ママ」との言葉と共に家族の声明を発表した。
「今朝、愛する妻であり母、祖母、尊い女性であり優れたアーティスト、人道主義者、メンタルヘルスのチャンピオンであるアナ・パティ・デューク・ピアースが目を閉じ、痛みを鎮めて美しい場所へと昇天しました。私達は彼女が仕事と人生を通じて分かち合ってきた無限の愛と慈悲を祝福します。