4月16日から6月19日まで、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて開催される『美少女戦士セーラームーン展』。本展覧会の内覧会が15日に行われた。
ムーンキャッスルをイメージしたエントランスから、セーラームーンの公式年表、500点以上の当時のグッズ、ファン垂涎の原画まで、当時セーラームーンと一緒に育った少女(今や立派な大人)が興奮すること間違いなしの本展覧会を紹介したいと思う。

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 本展覧会は、90年代に一世を風靡した大人気作『美少女戦士セーラームーン』初の展覧会。今回の展覧会のために原作者・武内直子が描き下ろした原画2点を含む多数の原画が展示されるほか、90年代のアニメ資料や当時の人気グッズなどを一挙に集めた、ファン待望の初の総合展。
 
 まず、来場したファンを出迎えてくれるのは、ムーンキャッスルをイメージしたエントランス。展望台の窓にはセーラー戦士の全身のイラストがずらりと並ぶ。また、高さ11メートルを超える吹き抜けの大空間に飾られるのは、本展のために描き下ろされた原画を使用したタペストリー。美麗すぎるセーラームーンに、ファンならずとも思わず息をのむデザインとなっている。
 
 エントランスを抜けると、セーラームーンのストーリーを紹介する公式年表が並ぶ。前世での月の王国シルバー・ミレニアムでの出来事から、現代でのセーラー戦士の覚醒、ダーク・キングダム編、ブラック・ムーン編、デス・バスターズ編、デッド・ムーン編、セーラースターズ編と数々の名シーンと共に振り返る。 公式年表で振り返ったあとは、セーラームーンの魅力を原作の名シーンで味わうミニムービー上映コーナーが登場。同作の魅力をぎゅっと凝縮した映像となっている。次に展示されるのは、セーラームーン伝説の始まりと呼ぶにふさわしい、セーラームーン第1話のカラー原稿。
学校を遅刻しそうになる主人公・月野うさぎからタキシード仮面まで、懐かしの登場シーンを堪能することができる。
 
 第1話をカラー原稿として堪能したあとは、500点以上の当時のグッズや設定資料が並ぶセーラームーンの“博物館”。変身グッズやフィギュア、玩具やゲーム機など今では入手困難な商品が並ぶ。また、この“博物館”コーナーには、本展のためだけに製作した『ネオ・クイーン・セレニティ』のドレスと『キング・エンディミオン』のタキシードの衣装が展示されている。実際の東京の景色をバックに2人の美しい姿が夜景に浮かび上がる様子は必見だ。
 
 そして、“博物館”を過ぎると本展のために描き下ろされたカラー原画2点が並ぶ美しい原画コーナーが登場。扉絵で使われたものを中心に選りすぐりの作品が並ぶ。最後は、“時を超えるセーラームーン”として美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクトを紹介。『美少女戦士セーラームーン Crystal』、ミュージカル資料ほか大人向けの高級感あるアクセサリーやコスメなどのグッズを展示。『美少女戦士セーラームーン』を思う存分、堪能できる展覧会となっている。
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