『ラヴソング』藤原さくらは、第二の中島美嘉!? 女優デビュー・歌手活動にみる共通点 (2016年4月25日)

福山雅治が主演する月9ドラマ『ラヴソング』で、藤原さくらが見せた演技が「すごい」と話題になっている。藤原は、本作で見事な歌声も披露しており、福山に勝るとも劣らない存在感を発揮した。デビュー作にして、早くも今後の活躍を予感させる藤原の姿を見ていると、ふと誰かに似ていると思ってしまう。今や、日本の歌姫となった中島美嘉だ。【関連】『ラヴソング』制作発表＜フォトギャラリー＞ 中島のデビューは、2001年に放送された、高橋克典主演の『傷だらけのラブソング』（フジテレビ）だ。同作は、元音楽プロデューサーのラーメン屋の店長・吉村浩輔（高橋）が、素行が荒れていた島崎未来（中島）と出会い、歌手としてデビューさせるために、苦難を乗り越えていく物語。 中島は、本作の主題歌「STARS」で歌手デビューも果たす。その後は、ドラマや映画などに女優として出演するも、歌手活動をメインに活躍。日本レコード大賞の最優秀新人賞など、多数の賞を受賞、1stアルバム「TRUE」、2ndアルバム「LOVE」では、ミリオンセラーを記録した。 一方、藤原は、現在放送中の『ラヴソング』が女優デビュー作。同作では、吃音（きつおん）を抱えながら児童養護施設で育ち、今は大型車販売店の整備工場で整備補助として働く少女・佐野さくらを演じている。カウンセラーの神代広平（福山）から音楽療法を提案され、歌うことを覚えていくというストーリーで、作中では福山の弾くギターに合わせて歌うシーンも見せた。 中島は、女優デビュー後に歌手デビューを果たしたが、藤原は、すでに2015年3月にシンガーソングライターとしてメジャーデビューしている。元々、歌手であるということからも、その歌声も人を惹きつける魅力に溢れている。そして、自身で作詞・作曲をする歌手としての実力も持っているのだ。 こうして2人の経歴を見ていると、デビュー時期の違いはあるにせよ、共通点が多く、イメージが重なる。中島が歩んだスターへの道を、藤原が歩み始めたように思えるのだ。 さらに、フジテレビはドラマから歌手を輩出するのを得意としている節もある。大原櫻子の女優デビュー作にして、歌手デビューも果たした映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』もフジテレビが製作した作品だ。『ラヴソング』は、ドラマ自体の視聴率は苦戦を強いられているものの、藤原がこれまでリリースした楽曲そのものは、iTunesなどでランキングが上がってきており、注目を集めているのは事実。藤原は第二の中島美嘉になるか。ドラマの展開と合わせて注目したい。 藤原さくらが出演するドラマ『ラヴソング』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。