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大地と黒木が宝塚時代、サヨナラ公演などの演出助手を務め、2014年に紫綬褒章を受章した小池が2人に初対面の印象を聞くと、先に入団していた大地は「皆、ひらひらしていたスカートを着ていた中で、(黒木は)1人だけタイトスカートだった。『うわあ、この人すごい』って思った」と振り返り、黒木は「1年生の秋の時に、私、映画を撮ったんですけど、シンガポールでの撮影だったんで、戻ってきたときに『黒いねえ』って言われたのを覚えています」と述懐していた。
小池が「(大地は)芸事に関してはすごく厳しかった」と切り出すと、黒木は「1年生だったので大部屋の端っこにいたんです。真央さんはちょっと上級生なので、1番怖いのは江上(黒木の旧姓)さんって呼ばれたとき。その次が黒木さん、ショーコちゃんとかショーコ(黒木の愛称)のときは普通の伝達事項。4段階で恐さが違う」とエピソードを明かした。
さらに黒木は「いつも大部屋で皆に聞こえるように注意していただいていた。それはそれで傷ついたり学んだりするんですけど、そのあとにご飯に連れて行っていただくんです。そのときに『私がなぜ、皆の前で注意するかわかる? ほかの人があなたに注意できないようにするのよ』ってお話をされるんです。だから2人きりのときはすごい優しかった。そのころ、20代だったんですよね。
最後に小池が「女優として共演したいっていうのはない?」と2人に聞くと、黒木は「1回でいいから、(大地)の男役を見たいですね。そのときの恋人役をやりたい」と熱望。大地は「それはないわ」と否定するも、黒木は「もう一度、ご注意を受けたい」と笑顔を見せていた。