【関連】『planetarian』『Rewrite』ビジュアル
Keyは、株式会社ビジュアルアーツを代表するゲームブランド。恋愛アドベンチャーゲームでありながら、嗚咽ものの感動ストーリーが用意され、いわゆる“泣きゲー”といわれるジャンルを確立した存在として知られている。
第1作目の作品である『Kanon』をはじめ、『AIR』、『CLANNAD』、『リトルバスターズ!』などアニメ化された作品も多く、作品を発表するたびにファンを増やしてきたKey。とりわけ『Kanon』、『AIR』、『CLANNAD』は泣ける要素が高く、「泣いた作品ベストワン」「人生の一本」としてあげる人も多いほどだ。
Keyのすごさとは、コミカルとシリアスのバランス。ファンタジーとリアルのバランスにあると感じる。例えば、雪の街を舞台に、ひとりの少年と5人の少女たちが織りなす人間模様を描いた『Kanon』。ドジっ娘さゆえにたい焼きを食い逃げしてしまう女の子など、コミカルかつお約束のドタバタ劇に巻き込まれているうちに、主人公と少女たちのつながりの秘密が明らかとなり、いつの間にか「人が人を思う強さ」に感動してしまうはず。
『AIR』は、現代と千年前が交差する壮大な感動ストーリー。恋愛模様ももちろん感動ポイントだが、本作で有名なのが、原因不明の病に侵されたヒロインが、最後に母に言ったセリフ「もうゴールしてもいいよね。」。必死に生きたヒロインが母の胸にそう言って飛び込むシーンは、号泣ものだ。
アニメ『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は7月7日よりネット配信が開始されるほか、劇場版となる『planetarian~星の人~』が9月3日よりスクリーンに登場。封印都市・プラネタリウムに迷い込んだ男と、そこで出会ったロボットの少女が織りなす奇跡の物語だ。一方、7月2日よりTOKYO MXほかにて放送スタートする『Rewrite』は、緑化都市・風祭を舞台に、主人公をはじめとする生徒たちが、不可解な出来事の調査を開始。誰も知らない「真実」の物語を明らかにしていくストーリー。
一体、今度はどんな世界へと誘ってくれるのか。この夏は、Keyにどっぷりハマってみてはいかがだろう。