NEWSの加藤シゲアキが21日、都内で開催された24時間テレビドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』(日本テレビ系)の完成披露試写会に、共演の沢尻エリカ、原作者の新井淑則(あらい・よしのり)夫妻と共に出席。これまでに“絶望”したことを問われた加藤は、過去のグループ存続危機を振り返った。


【関連】『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』完成披露試写会の様子

 本作は、全盲になった中学校教師が再び普通中学校の教壇に立つまでの奮闘を描いた実話。加藤は全盲教師の新井役を、沢尻は妻の真弓役を演じる。

 今回の撮影にあたって、実際に国立のリハビリセンターに通い盲導犬との訓練などを体験したという加藤。順風満帆な教師生活から一転、網膜剥離で全盲になり不幸のドン底を味わい、そして再起する人生を演じた。「(劇中の)ダメな部分は本当にダメになりました。沢尻さんに助けられた部分がたくさんある」と撮影時を振り返った。

 沢尻についてさらに「信頼できる感じだった。現場でもどんどんヒートアップしていく感じで、リハーサルで実際に手が当たっちゃったりして申し訳なかった。それくらい本気でやりあえて助かった」と言うと、沢尻も「芝居に対して熱い方。どんどん出してくれて、芝居していてすごくやりやすかった」と加藤をベタ褒めした。

 作品にちなみ、過去に絶望したことを問われた加藤は「NEWSも色々あった。存続の危機みたいなところがあった」と回想。
「その時は僕も、自分の将来、行く末がどうなるのか全く想像がつかなかった。その時は“すごく絶望したな”と思っていたんですけど…僕はあれを絶望したとは言いません!このドラマを観て、ヨシノリ先生の人生を知った上で“絶望とはそういうことじゃないな”って。もっともっと大変。僕の絶望なんて虫ケラみたいなもんでした」と笑い飛ばした。

 沢尻は「生きているうちに色んな大変なこととか辛いことは、たくさんあったはあった。う~ん…それが絶望なのか、本当に比べられないくらいちっぽけなことではあると思うんですけど…まぁ色々、あったかもしれませんね」と報道陣へ恥ずかしげに笑顔を振りまいた。

 24時間テレビドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』(日本テレビ系)は、8月27日放送。
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