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Mail Onlineによると、フィルはThe Sunday Timesとのインタビューで、2002年にエリザベス女王の即位50周年を記念したイベントでの出来事を明かしたという。共に記念式典に参加したフィルとポール。ザ・ビートルズのファンだったというフィルはバックステージでポールに、日本でも刊行されたハンター・デイヴィス著『ビートルズ』の本を差し出し、「ポール、よかったらこの本にサインしてくれないかな?」とお願いしたという。
しかしポールはフィルを小馬鹿にする感じで、「ねえヘザー、フィル君はちょっとしたビートルズ・ファンみたいだよ」と当時の妻ヘザー・ミルズに向かって言ったそうだ。
フィルは「それで思ったよ。“このクソ野郎、クソ野め”とね。(その日のことは)1度たりとも忘れたことがない」と語ったという。「マッカートニーは僕のヒーローの1人だった。だが彼は話をしている相手に、こう言われている気にさせるところがある。“僕がビートルズの1人だから、僕を相手にするのはさぞかし大変だろうね。何と言っても僕はポール・マッカートニーだ。この僕と実際に会話するのは、この上なく難しいことだろう”とね」。
かつては憧れの存在だったポールに横柄な態度を取られて失望したフィル。14年経った今もポールに対するわだかまりは消えていないようだ。