ハリウッド・リメイクされた映画『ドラゴン・タトゥーの女』の本家スウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のミカエル・ブルムクヴィスト役を演じた俳優ミカエル・ニクヴィストが現地時間27日、肺ガンのため死去した。享年56歳。


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 The Hollywood Reporterによると、遺族は声明で「ミカエルの喜びと情熱は彼を知り愛した者達たちにも感染しました。彼には否定できない魅力とカリスマ性がありました。彼の芸術に対する愛は同業者の方々にも感じていただけたと思います」とコメントし、訃報を伝えたという。

 ストックホルム出身のミカエルはスウェーデンの舞台やテレビドラマなどに出演後、2000年の映画『エヴァとステファンとすてきな家族』でブレイク。2004年に主演した映画『歓びを歌にのせて』はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。

 スティーグ・ラーソン原作のベストセラーを映画化した『ミレニアム』シリーズ全3作に出演したミカエルは以後、ハリウッドでも注目を浴び、俳優トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)やキアヌ・リーヴス主演『ジョン・ウィック』(15)などの話題作で、存在感ある悪役を熱演。2016年日本公開の『コロニア』では、女優エマ・ワトソンと共演した。
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