アイドルグループ・SUPER☆GiRLSのメンバーであり、今や“千年に一度の童顔巨乳”としてグラビア界を席巻する浅川梨奈が、7月15日に公開を迎える映画『人狼ゲーム マッドランド』で自身初の長編映画初主演を果たす。山中に閉じ込められた高校生10名の巧みな心理戦と殺戮が繰り広げられる本作であるが、作品への思いや撮影当時のエピソードなどをインタビューにより伺った。


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 映画『人狼ゲーム マッドランド』は、桜庭ななみ、土屋太鳳などが主演を務めてきた人気シリーズの第6弾。本作のルールは、旧シリーズとは異なる“狂人村”。生存条件は人狼の勝利、生き残った者には賞金1億円が与えられるという過酷な殺し合いに、主人公・小池萌(浅川)をはじめとした10名の高校生たちが挑む。

 若手女優の“登竜門”としても知られる本作。作品自体は前作『人狼ゲーム ラヴァーズ』に主演、そして、自身も出演した映画『咲‐Saki‐』の共演者である古畑星夏をきっかけに知ったという浅川は「歴代の先輩方を知った上でのプレッシャーもありましたが、人狼ゲームの世界へ飛び込めるという楽しさの方が強かったです」とオファー当時の思いを口にする。

 本作で演じる萌は、人狼ゲームならではの心理戦により「投票やみんなとの関わり合いを通して“生きたい”と強く思い始めるようになる」と役どころを解説する浅川だが、リハーサルでは当初、監督から「心の強さをけっして見せない」と説明されていたが、「無理して弱い女の子を演じるより、少しずつ強くなる女の子の方が浅川さんっぽい」と言われ役づくりをしていったとエピソードを明かす。

 ゲームが進むにつれて、一人ずつメンバーが殺されていくという衝撃的なシーンもある本作。撮影現場では「自分が誰かを殺す、もしくは誰かが誰かを殺す場面では、見ているだけでも胸が締め付けられるように苦しかったです」と明かした浅川だが、日頃は「ホラーは苦手だけど、血が出る作品は嫌いじゃないかも(笑)」という意外な一面も。「ウワッと思って目をおおいながらも、怖いもの見たさで結局見ちゃいます」とプライベートの素顔をのぞかせる。 殺伐とした撮影シーンの合間では「みんなでお菓子を食べたり、撮影中に起こったハプニングを“女子チーム”だけで話していた時間が癒やしでした」と振り返る浅川だが、映画の題材となっている“人狼ゲーム”もふだんからグループでも遊んでいると話す。しかし、実際の人狼ゲームでは「はじまるとすぐに『え、人狼は誰?』『絶対、人狼でしょ!』とうるさ過ぎるのか、初めに消される」のだという。

 今後は「演技のお仕事をもっと広げていきたい」と話すが、本作の萌のように「現役高校生であるうちに、学園モノをたくさんやってみたい」と願いを口にする。
その試金石となりうる本作は「自分と同世代に見てほしい」というが、その理由を「私たちの世代はすぐ『死にたい』という言葉を口に出してしまいますが、同世代のみんなが必死に『生きよう』とする姿を目に焼き付けてほしい」とする浅川は「10人の登場人物がいるので、一人ひとりの立場へ自分を置き換えながらぜひ10回は見てほしい」とみどころを語る。(取材・文・写真:カネコシュウヘイ)

 映画『人狼ゲーム マッドランド』は、7月15日より公開。
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