【関連】映画『銀魂』 初日舞台挨拶の様子
公開前から、いい意味での“悪ふざけ”で作品を盛り上げていた「チーム銀魂」。
その声で、エリザベスのなかに山田が入っていることが判明すると、客席からは悲鳴に近い歓声が上がった。エンドロールでエリザベスの声を俳優の山田孝之が担当していることは明記されているが、壇上にいるエリザベスのなかに、山田が入っていると思っている人は皆無だっただろう。
福田監督は「最初から(山田が)入っているって聞いて、ほかの人がおもしろい話をしていても、エリザベスが気になって集中できなかったよ」と苦笑いを浮かべると、小栗は「いやぁ、エリザベスのおかげで舞台挨拶が締まったよね」と笑顔を見せるが「俺だったら絶対やれない。本当にすごい」と一切顔出しせずに、初日を盛り上げた山田に脱帽していた。
すると山田は「自分からやるっていっちゃったんですよね」と着ぐるみのなかからつぶやくと「みなさん真夏に、着物で激しい撮影をしていてすごく大変そうだったのに、僕は涼しいなか3分ぐらいで終わっちゃったから、多少稼動したほうがいいかなと思って…」と志願した理由を語る。そんな山田の行動に、小栗は「こんな頑張りも観られるのが『銀魂』です」と語ると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
本作は、累計発行部数5100万部を突破している空知英秋の大人気コミックを『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一監督が実写映画化。