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『恋と嘘』は、結婚相手を政府に決められてしまう、科学の赤い糸に支配された世界を舞台に、それぞれの想いを胸に秘めた少年少女たちの危うげな恋模様をマンガ家・ムサヲが描く同名コミックのTVアニメ化。マンガボックス(DeNA)にて連載されており、現在講談社よりコミック6巻まで刊行中。
「コミックを読み進めても、誰が誰に恋をしているのか、みんなが付いている嘘がわからない(笑)! 引き込む力が強い作品だと思いました」と、同作の展開に夢中になっていると目を輝かせる花澤。逢坂も花澤と近い印象を持ったようで原作に対し「キラキラしている」と感じたそう。ただ、「アフレコ中は、真剣に取り組むので何かを感じるということはなかったのですが、決して悪い意味ではなく、終わった後はものすごく恥ずかしくなります」と、少し照れたように明かした。
キャラクターを演じる上で「オーラを消しなさい」と言われたという花澤と逢坂。花澤は「素朴感というか、繊細な恋愛模様を演じるうえで、見ている側もむず痒くなってしまうような純粋な気持ちを引き出す上でなのかな、という思いはありました」と分析する。“オーラを消す”という作業について、逢坂は「新人の頃を振り返るきっかけになりました」と語る。「新人の頃は、何をするにもいっぱいいっぱいで自分の個性を考える余裕もなかったので、あのときはどう演じていたっけ?と思い出しながら演じています」と言い、「まさかそのときの経験がこのような形で参考になるとは思いませんでした」と、驚きを体験中だ。 花澤や逢坂が“オーラを消す”作業に奮闘するアフレコ現場だが、収録の合間では、食べ物の話で盛り上がることが多いのだという。仁坂悠介役を演じる立花慎之介が「とてもグルメ」とのことで、「様々なお店を知っていて、以前、鰻の話しになったときに、『この鰻屋さんが美味しい』と紹介してくれたんです。私、お話を聞いたあと、本当に鰻が食べたくなって鰻を食べにいきました(笑)」と満面の笑みを浮かべた花澤。
第1話から告白、そしてキスをした美咲(花澤)と由佳吏(逢坂)。花澤も逢坂もこの告白からキスまでの流れが印象に残っていると振り返る。「大人になったらあんな事言えないじゃないですか!キスしようなんて言えないじゃないですか(笑)そういう思いきりってまさに青春だと思うので、どう言おうかなと思いました」と告白。一方、逢坂は男性の目線から「すごい大胆だなと思いました。女の子のほうからこんなに迫って来てくれたら楽だなと(笑)」と正直過ぎるコメントが返ってきた。逢坂のコメントに「楽って!(笑)」とすぐさまツッコむ花澤。逢坂も「普通にキスするだけなら、顔を横に向けるだけでいいのに(正面に)乗ってくるんですよ(笑)最高ですよ」と返すと、「あれは最高だね」と花澤も同意し、2人とも深くうなずきあった。
今後の展開として、美咲だけでなく、由佳吏の政府が決めた相手として牧野由依演じる真田莉々菜との関係も物語を動かしていく。逢坂自身は「選べない(笑)罪な女性たちです」と語る、美咲と莉々菜、そして2人の間で揺れる…だろう女性から見れば罪な少年・由佳吏。
TVアニメ『恋と嘘』は、毎週月曜日24時よりTOKYO MXほかにて放送中。