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スーパーマンやバットマンらが属する“ジャスティス・リーグ”が東京に出現。日本の低予算Flashアニメ『秘密結社 鷹の爪』とまさかのコラボを果たした。高木はもともと『秘密結社 鷹の爪』が好きだったそうで、今回のオファーに大喜び。本シリーズでは、制作者のFROGMANが一人で複数のキャラクターを演じているが、高木は「声優としても刺激を受けます」と告白。「総統と吉田くんなんて、まったく別人。FROGMANさんは語尾やしゃべるスピード、強さなどキャラクターの演じ分けがブレない」と驚くことしきり。
高木も『名探偵コナン』で高木刑事と元太役の2役を演じている。「僕の場合、高木刑事から元太になるときは子供っぽくちょっと崩すようにやるんですが、それは比較的やりやすくて。
“ジャスティスリーグ”の声優陣については、「鈴村(健一)くんもスーパーマンぽくて面白かったし、(松本)梨香さんのワンダーウーマンもステキだった。山田孝之さんのバットマンは、“これ、山田さんなの!?”と思うくらい。最初はわからなかったですね」と「面白いキャスティング」と大いに楽しんだ様子。
「山田さんはもともとバットマンがお好きだったようで、そのバットマン像が込められたような、影のあるステキなバットマンだった。ジョーカーを演じた安田顕さんも、すごく面白かった。今までにないジョーカーだと思う」と彼らの名演に舌を巻くが、俳優が声優をやることについてはどのように考えているだろうか?すると高木は「僕は、その垣根はなくなってきているんじゃないかと思っているんです」と持論を展開する。 「俳優も声優も“芝居をする”ということに関しては同じ。ただスタイルが違うんです。アニメの場合は絵があるので、そこに乗っかって芝居をする必要がある。
垣根や壁を作らず、未知の世界でも飛び込んでみることで可能性が広がる。高木自身、そう痛感している。「僕は本当に幸運でここまで来られました。お芝居って正解は幾つもあってもゴールがないじゃないですか。もっと芝居に説得力を持たせられないか、観てくださるお客さんに楽しんでもらえているか、いつも挑戦です」とその奥深さを語るが、そんな中モットーにしているのが「常に前向き」だそう。
「常に前向きでいれば誰かが見てくれているかもしれない。新しいことに飛び込むのは“怖いな”と思いますし、打ちのめされることもある。でも、挑戦したから出会えた人もたくさんいます。
『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』は公開中。