ニューヨーク出身の新進気鋭のラッパー、リルピープが現地時間15日、ツアー中のアリゾナで死去したという。享年21歳。
マネージャーがツアーバスの中で声をかけても反応しないリルピープを発見し、病院へ搬送されたが亡くなったとのことだ。PeopleやMail Onlineなどの海外メディアが伝えた。

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 死因は明らかになっていないが、ツーソン警察はリルピープが処方箋薬の抗うつ剤ザナックスを過剰摂取した可能性があると話しているとのこと。バスからは麻薬道具と薬物が発見されているという。

 オンラインやYouTubeで自身のミックステープやEPを発表し、2015年に一躍注目を集めたリルピープ。今年の9月1日(現地時間)にはデビューアルバム『Come Over When You’re Sober(原題)』をリリースしたばかりだった。

 若き新星アーティストの訃報を受け、過去に交際を噂された女優ベラ・ソーンはインスタグラムのストーリーで「リルピープのファンに伝えたいの。みんなは彼がどれだけ才能に溢れ、素晴らしい人だったか知ってるわよね」と泣きながら語り、リルピープを偲(しの)んだ。

 音楽界からはディプロが「ピープにはもっとやることがあったのに。彼にはいつも刺激を受けていたよ。落ち込んでしまう」とツイート。サム・スミスは「リルピープの訃報を見て悲しくて仕方ない」、ピート・ウェンツは「リルピープよ、永遠に」と哀悼の意を表した。
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