【写真】『きみが心に棲みついた』吉岡里帆インタビューフォト集
本作は、天堂きりんの同名漫画を実写化した恋愛ドラマ。主演の吉岡を軸に、大らかで明るい漫画雑誌の編集者・吉崎幸次郎を演じる桐谷健太と、爽やかな笑顔の裏に人の心をいたぶる冷酷な面を持つエリート・星名漣を演じる向井理が、奇妙でホラーな三角関係を繰り広げる。「個人的には断然、吉崎さんの方が好きですね。“人を傷つけてもいい”と思っている時点で星名とは合わない」と語る吉岡だが、最悪とわかっていても“人はなぜ惹かれるのか”、そこがこのドラマの肝にもなってくるようだ。
今回、吉岡が演じる今日子は、下着メーカーの材料課勤務のOL。自己評価・自己肯定感が極端に低く、オドオドしていて挙動不審、付いたあだ名が“キョドコ”。「原作を読んで、女性漫画のキラキラした物語の中に、じんわり毒素が入っていて、出てくる登場人物みんなが欠点だらけで、本当に人間臭いキャラクターばかり。その中でもキョドコは、根性も曲がっていて、情けなくて、いつも怯えていて、ダメな主人公」と分析。「でも、そういうダメなところこそ、逆に人間の“魅力”だと私は常々思っていたので、凄くやりがいがある」と笑顔を見せる。
原作者の天堂からも、「今回は、“こういう子だと愛される”とか、“支持を集める”とか、全く考えずに、自分が思うキョドコを自由に描いたから、この役を演じることによって、視聴者の皆さんに嫌われちゃったらごめんね」と、あらかじめ“お断り”が入るほど。それでも「新しいヒロインをお観せできる」という点でますます士気が高まったという吉岡は、「自身と共通する部分もたくさんあるので、そこを活かしたい」とアピールする。
「ブレイク」という言葉には少々違和感を持っているようだが、振り返れば、吉岡にとって2017年は、実り多き年であったことは事実。「昨年は、周りの方々と『切磋琢磨』しながら、ステップアップできた年でしたね。“初挑戦”をたくさんさせていただいた年」。そして迎えた2018年。初主演というプレッシャーの中、今年はどんな“吉岡里帆”をわれわれに披露してくれるのか、期待の目で追って行きたい。
火曜ドラマ『きみが心に棲みついた』は、TBS系にて1月16日より毎週火曜22時放送(初回15分拡大)。
※スタイリング=圓子槙生/ヘア&メーク=渡邊良美
ビスチェ/writtenafterwards
スカート/writtenafterwards
アクセサリー/un by yoshida tomoyo