【写真】「細谷佳正」フォトギャラリー
「『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章 天命篇」は、『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした、完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の最新作。2012年から2014年にわたり、劇場上映から全国ネットでのTV放送で展開した『宇宙戦艦ヤマト2199』から続く人気シリーズ。第四章では、「2199」で死んだと思われていたかつての大ガミラス帝星永世総統・デスラーが生きていたという驚愕の事実から始まる。デスラーは、ズォーダーの元に身を寄せており、ヤマトの前に再び脅威として立ちはだかり、苦戦を強いられる…。
「あれ、イスカンダルに行ったんじゃなかったっけ?(笑)」。「2202」の制作を聞いた時の気持ちをユーモアを交え振り返った細谷。ヤマトは「オリジナルのファンが非常に多い作品」という認識を持ち、そんな中、現代風にアレンジし新キャストで挑んだ「2199」の続編、「2202」の制作が決まったということは、「オリジナルのヤマトファンに、受け入れてもらえたのかな、と思いました」。
「2202」において、細谷演じる航空隊長の加藤は、同じヤマトクルーだった真琴と結婚、一児の父親になり、環境が激変した人物。ゆえに、周囲も加藤に気を使い、加藤自身も当初は家族を地球に残しヤマトに乗ることをためらう。細谷曰く、「今作のテーマが愛なので、加藤の葛藤は演出として大きいのかなと思います」と口にする。
「2202」では揺れ動く心情にフィーチャーされた加藤だが、細谷自身も「2199」と比較し「(加藤の)描かれ方が全く違う」という。「2199」では、青臭いし、よく吠えるし、古代に突っかかるし…(笑) 古代とは歩んできた環境がまったく違うということが描かれている。また古代も加藤に対して熱くならないので、古代のほうが大人に描かれていたと思います。ですが、「2202」では加藤に家族の話なども加わり、プライベートな一面と航空隊長としての一面という二面から描かれるので、奥行きができたなと思いました。
「『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章 天命篇」は1月27日より劇場上映。