【写真】超特急、M!LK、ボイメン…気になる男性アイドルフォトギャラリー
まず名前が挙がるのは、超特急とBOYS AND MEN。かっこいい、かわいいだけでなく、面白い、楽しい要素も求められる男性アイドルの中で、この2組はそれに対応した楽曲が特に多い 。コミカルな楽曲を全力で歌って踊る彼らに、初見の観客もコール&レスポンスに簡単に参加でき、それがライブの一体感を生み出している。その上で、かっこいい楽曲や個人活動とのギャップでも魅了していく手法は、近年のアイドル文化の特徴でもある。
ももいろクローバーZの弟分として活動を開始した超特急は、スターダストプロモーションの若手で構成されたEBiDANの代表的グループ。あくまでダンサーがメインであり、ボーカルをバックに据える異色のスタイルだ。メンバーは神秘担当、筋肉担当、末っ子担当など、それぞれ個性的なキャラクターづけがなされている。グループ名が“超特急”だけあって、各メンバーを1号車から7号車、そしてファンを8号車としていたが、4月にメンバーの脱退があり、6人編成となっての今後に注目が集まる。 またメンバーの中で、映画『東京喰種 トーキョーグール』で主人公の親友を演じた小笠原海や、少女漫画原作の『一週間フレンズ。』『一礼して、キス』に出演する松尾太陽は、俳優としての活躍も目覚ましい。
EBiDANには他に、『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した北村匠海の所属するDISH//や、『精霊の守り人』 で重要なキャラクターを演じた板垣瑞生、今年は主演作2本を含む出演映画が6本公開する佐野勇斗らが所属するM!LKが有名。
ボイメンの弟分グループの祭nine.は中高生に人気で、デビュー曲がいきなりオリコン週間ランキング2位、セカンドシングル『HARE晴れカーニバル』で1位を獲得した。4月からグループ初主演ドラマ『ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー』がCBCテレビほかで放送されている。彼らの活躍を受け、他事務所からもご当地男性アイドルの後発グループが生まれるなど、芸能界に新たな展開をもたらした。
他にも2.5次元俳優や読者モデル が多く所属するソニー・ミュージックエンタテインメントの劇団番町ボーイズ☆、特撮出身俳優をトップに据えて昨秋結成したオスカープロモーションのエンターテインメント集団「男劇団 青山表参道X」 など、所属する男性タレントをグループ化する現象が増えている昨今。まさに男性グループ乱立時代、それぞれのメンバーが“旬”に終わらず一生の仕事にできるよう、未来を見据えて切磋琢磨していくことを期待したい。